2007年04月12日(木) |
中国の輸出額、米抜き世界2位に |
久しぶりに世界経済のことを書きたい。 焦点は米国と中国の関係だと思う。貿易赤字拡大が続く米国と中国の関係悪化が深刻になってくるようだ。世界貿易機関(WTO)が12日発表した2006年版世界貿易統計で中国の輸出額が「06年下期に米国を上回り、ドイツに次ぐ世界2位の輸出国になったことが分かった」(12日・日経から)。通年では米国が2位だが、現在の伸びが続けば07年に中国が2位となるのはほぼ確実なのだ。
06年下期(7―12月)の中国の輸出額(季節調整前)は5406億ドルで、米国の輸出額5310億ドルを上回った。08年には通年でドイツを抜き首位に躍り出る可能性も出てきたという。 長期的なスパンでは、輸出摩擦が原因の米国と中国の関係が逐年厳しくなってくるのではないか。
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