『日々の映像』

2007年03月04日(日) 親子関係の希薄化

 3月3日のコミ・セミNETでンチャさんから「<少年意識調査>父親の4分の1、平日の接触ほとんどない」という毎日新聞の記事を貼り付けていただいた。父親の4分の1は平日子どもとの接触がほとんど無いという。父親の25%は9時以降に帰宅するという生活が、日本の社会の風景なのである。

 この内訳を少々整理する意味もあると思う。

1、「子どもとの平日の接触について、父親の約4分の1が『ほとんどない』と回答し、中学生の約7割が進学や友人関係などで悩んでいたのに、悩みを知っている父親は約3割」という統計なのだ。父子関係の希薄化問題といえる。

2、親子関係の希薄化について、内閣府で青少年育成を担当する大塚幸寛参事官は、「仕事優先の親の姿勢に加え、子どもへのパソコンや携帯電話の普及も影響しているのではないかと」と指摘していることは十分に理解できる。

ここで特に書きとめておきたいことは、小学生の15%、中学生の52%が携帯電話を保有し、毎月の利用料金が5000円以上の小学生は19%、中学生は46%だったいう。これだけの通信費がかかるのだから、預金なしの世帯が20%を超える理由の一つなっていると思う。



 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ