『日々の映像』

2007年02月07日(水) 刑法犯の高齢者検挙者数1割を超える この原因は

 
1月に老後に関する以下のテーマを書いた。
1月19日 老後を満足に暮らせない日本の社会
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=322088718&owner_id=3230765
1月20日 老後の生活設計に不安67・6%
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=322609607&owner_id=3230765

 犯罪の急増が指摘される中、刑法犯の検挙者数のうち、65歳以上が占める割合が2005年に初めて1割を超えたことが、警察庁の調べで分かったという。全体の10.9%に当たる4万2108人で、16年前と比較すると次の通りである。
1989年(16年前)の65歳以上の高齢者犯罪   6625人
2005年(2年前)の65歳以上の高齢者犯罪  4万2108人  16年前比6.4倍

兵庫県内の刑法犯に占める高齢者の割合は、2004年から刑法犯総数の1割を超えており、増加傾向の全国ペースを上回って急増している。高齢者人口の増加率と比べても罪を犯した高齢者の増加は著しく、専門家は「高齢化がさらに進む中で深刻な問題だ」と指摘している。なぜこんなことに成るのだろう。

16年前の高齢者は、現在の高齢者より経済的に豊かであったことはない。それではなぜ高齢者の犯罪が増加しているのか。原因の一つに子供とのコミュニケーションの崩壊があるように思えならない。以前は親が経済的に苦しい場合は、子供が何らかの形で支援するのが普通であった。

この支援を受ける高齢者は以前と比較すると大幅に減少しているのではないか。老後を満足に暮らせない日本の社会という大きな背景もあるが、子供から援助をもらえない孤立した高齢者が増加していることが、犯罪増のつながっているのでないか。
皆さん、どう思われますか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070108-00000002-yom-soci
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000197372.shtml



 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ