2006年12月20日(水) |
ノロウイルスによる食中毒〈2〉 |
ノロウイルスによる食中毒は連日のように報道されている。19日は秋田県大館市の小中学校8校で、児童・生徒らが吐き気や下痢などを訴え、一部の便からノロウイルスが検出された。県生活衛生課は19日、学校給食のパンが原因のノロウイルスによる集団食中毒だったと発表した。患者数は最終的に、教職員らも含め409人となった。その他弁当が原因での食中毒も報告さている。
ノロウイルスなどが原因で下痢や嘔吐(おうと)などを起こす感染性胃腸炎の流行が止まらない。国立感染症研究所が12月15日に発表した最新の定点調査結果では、患者報告数が1地点当たり21.8人と記録を更新している。 定点調査3000×21.8人=63600人
ノロウイルスは中性洗剤では死滅しない。患者の吐しゃ物などを処理する際は、単にふき取るだけではなく、汚染された物を必ず塩素系の漂白剤で消毒する必要があるのだ。 ウイルスに感染していても発症しなかったり、症状が治まってもウイルスが体内に残るため、本人が知らないうちに周囲に感染させる場合もあると言うから厄介といわねばならない。少なくともノロウイルスの習性ぐらいは理解して置く必要がある。
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