2006年12月05日(火) |
山口敏夫・元労相の上告棄却、3年6月の実刑確定へ |
政治に多少関心のある人であれば、山口敏夫・元労相のことは知っている。旧東京協和、安全両信用組合(いずれも解散)の不正融資事件で、背任、業務上横領、詐欺、議員証言法違反(偽証)の4つの罪に問われた元労相の山口敏夫被告(66)の上告審で、最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は山口被告側の上告を棄却する決定をした。 山口被告は一審、二審とも実刑判決を受け、上告していたが、最高裁は5日までに上告を退けた。これで、二審判決通り、懲役3年6ヵ月の実刑判決が確定することになる。また、山口被告自身も近く収監される。国会議員の在職中の犯罪で実刑が確定するのは、昨年2月に政治資金規正法違反などの罪で懲役2年8月が確定した坂井隆憲元衆院議員(59)に続くものである。元国会議員の有罪確定・収監というニュースであるから記録した。
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