2006年12月02日(土) |
<いじめ>「大人」の職場でも深刻2割近くに |
「大人のいじめ」もまん延しているようだ。日本労働弁護団(宮里邦雄会長)の実施する労働相談で、職場でのいじめに関する相談件数が全体の2割近くを占め続けているという。内容も言葉のいじめから直接的な暴力まであり、弁護団は「子どものいじめ自殺が相次ぐ中、『子は親を映す鏡』というが、長時間労働などが職場にギスギスした雰囲気を生み、いじめにつながっているのでは」(毎日から)と分析している。何が原因にせよ職場によってはコミュニケーションが破壊されているのだ。専門化が「14年間の相談活動の中で経験したことのない異常事態」と指摘しているから深刻である。 弁護団によると、年間約2000件寄せられる相談のうち、いじめに関する相談の割合は04年に8%で、不払い残業(30%)や解雇(14.9%)などと比べて相談は少なかった。それが05年には17.7%と2倍以上に増加しているのだ。これに伴って労災の相談では、従来のけがなどから「うつ病」の相談がほとんどを占めるようになったという。 弁護団の棗一郎弁護士は「さまざまな形のいじめがある。法的措置で対抗もできるのでぜひ相談してほしい」と話している。この問題は裾野が広く少々の活字で書ける者でない。社会観に関する根本的なテーマがあるので、ここでは問題を確認するに留めたい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061202-00000054-mai-soci http://roudousha.net/human/Work3ijime001.html http://www.netlaputa.ne.jp/~nut21/iyagara1.htm
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