『日々の映像』

2006年11月24日(金) 食生活の変質に警鐘、政府が初の「食育白書」

 言い尽くされていることであるが、社会の大きな問題として記述して置きたい。政府は24日の閣議で、昨年施行された食育基本法に基づく初の「食育白書」を決定した。ライフスタイルや価値観の変化に伴い、「毎日の食の大切さへの意識が希薄になってきた」と指摘。家族そろって食卓を囲む機会の減少や、栄養の偏り、朝食を抜くなどの不規則な食事が目立つようになり、「健全な食生活が失われつつある」と警鐘を鳴らしている。
 
白書によると、毎日一緒に夕食をとる家族の割合は1976年に36.5%だったのが、2004年には25.9%まで低下しているという。 一番問題となっている朝食については、朝食を食べない人の比率は年々上昇している。年代別では20代が27.4%で最も多く、特に男性は34.3%と3人に1人が食べていない実態が明らかになったという。
 
これら調査の中で注目すべきは朝食の内容である。05年度の調査では小学生で2割、中学生で4割が「自分ひとりで」朝食をとると答えている。一体中学生の4割りの両親は朝食の時どこにいるのだろう。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061124AT1G2400N24112006.html


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石田ふたみ