| 2006年11月11日(土) |
日本の豊かさ11位→7位に…国連開発計画報告書 |
生活の豊かさとは、その人に生活文化によるところが多いと思う。家庭で余り料理をせず、スーパーで天ぷら・焼き魚を買って食卓に並べる生活のバターンでは豊かさは実感できないと思う。このような生活であるとかなりの所得があっても、預金に回すお金は生まれない。 国連開発計画(UNDP)は9日、世界177か国・地域の生活の豊かさを比べた「人間開発報告書」を発表した。日本は7前年の11位から7位に順位を上げたという。
10位以内をメモすると 1位 ノルウェー、 2位 アイスランド、 3位 オーストラリア。 4位 アイルランド、 5位 スウェーデン、 6位 カナダと続き、 7位 日本、 8位 米国、 9位 スイス、 10位 オランダ
報告書は1人当たり国内総生産(GDP)や平均寿命などから総合的な生活の質を点数化して比べたものだという。日本の庶民生活が、ドイツ・イギリス・フランスより良いという実感がない。日本の庶民の住宅ローンを含めた借金の平均はドイツの平均の8倍前後なのである。11月3日に書いたように、消費者金融(高利)の貸付残高が15兆5798億円も国は日本以外にないと思う。この視点で言えば、日本の繁栄は大量の貧困層の上に築かれている楼閣といわねばならない。
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