『日々の映像』

2006年09月29日(金) 損保大手6社、新たに11万8000件の支払い漏れ

 ここで何回か書いたが損害保険業界は欺瞞に満ちた面が多くあると思う。
7〜8年前に日本経済新聞に特集されたことがあるが、契約者が支払う保険料の約75%を損害保険会社の経費として使われている。余りに正反対のデータであったので記憶に残っているが、アメリカの損保会社は保険料の25%が経費として使われ、75%が顧客のための積み立てとなっている。日本の場合はわずか25%なのである。その25%も満足に払わないというからどうかしている。

 損保大手6社の保険料の支払い漏れが11万8000件もあるという。
東京海上日動火災保険など損保大手6社は29日、保険金の支払い漏れについて再調査した結果を金融庁に報告した。「新たに見つかった支払い漏れは合計で約11万8000件に上り、昨年11月末に公表した前回調査分と合わせ累計で約26万2000件に達した」〈日経から〉ずさんな管理がまん延していたことが改めて浮き彫りになっている。損保を監督する金融庁は最終的にどのような処分をするのだろう。大きな二ユースになるようなことはないだろう。われわれ庶民は金融庁が誰の味方なのかと厳しく視線を向かなければならないと思う。


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石田ふたみ