| 2006年09月19日(火) |
マンネリ化すれば脳は退化する。 |
10月から「脳いきいきセミナー」を開始する。セミナーの主題は「認知症にならない生き方」探求である。この主題の沿った情報を提供するのがセミナーの目的である。認知症になった後のことも情報として提供するが、このセミナーの目的の大半が「認知症にならない生き方」の探求なのである。9月18日このテーマに関して沖縄のンチャさんから次の書き込みを頂いた。セミナーで意見交換をする目的で全文を引用したい。
「どんなものでも、マンネリ化すれば、脳はあまり刺激を受けなくなり、退化していくようです。日本陸軍が採用した戦闘機「隼」や「鍾馗」の設計者糸川英夫氏は、日本ロケット開発の先駆者でもあり、数々の発明も行っています。その糸山氏は、一つだけの専門の世界に浸り続けると呆けてしまうと主張し、10年ごとに職業を変えたというのです。彼はその著書「独創力」の中で次のように述べています。
『同じ仕事を10年もしていれば地位も収入も安定してくるし、自分自身に気の緩みも出てくるだろう。あげくに独創力が止まる。だから私は安住を避けるために10年ごとにジャンルの異なる仕事に挑戦することになる。(中略)年を重ねた人ほど経験も豊富だし、知識や情報の量も多い。情報の量が豊かだから、ものに対する思考や判断を正確に、早く他の人に伝えることができる。(中略)年をとるにつれて金が貯まる。家や土地を持ち、家族も増える。世間的な名声も得るようになる。とりたてて不安もない。そういう安定感が能力を低下させ、独創力を低下させる基になる。 社会的な地位が安定すると、地位が高ければ高いほど、人にはその地位を守ろうとする気持ちが生じてくるものだ。失敗の可能性がありそうだと、すぐ避けようとする。つまり、ひたすら現状維持を図ろうと努めるわけだから、変化があってはならない。こういう人には独創的なプランを立てるとか、未知の世界を知るとか、困難な問題にたちむかおうとする積極的な姿勢はどこにもない。これでは年齢とかかわりなく、頭の回転が鈍くなるのはあたりまえである。』 糸川秀夫氏は、戦前は戦闘機の設計に携わったのだが、戦後は医学や音響学の研究をし、その後日本の宇宙開発の先駆者ともなっています。またその他に、占星術や、バレエ、チェロなどの研究もやっています」
一般庶民は糸川秀夫氏のようなまねは出来ない。ただし、脳か常にいきいきして行く原理を明示している。わたしは、かなり高価であるはSMIの「パーソナル・モチベーションの力」という教材を購入して物事の捉え方・目標の立て方などに関する脳のトレーニングをしている。脳にとっては新しいテーマに取り組むとか、ともかく新しい刺激が必要なのである。この原理を心得ていないと認知症になる危険があるのだ。
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