『日々の映像』

2006年06月23日(金) 年金のみで暮らせない世帯の対策の一つ

 高齢者問題に関連して悲しい報道が続く。日本から脱出してニュージーランドに生活の基礎を作った若い夫婦が言った言葉は「日本は老後を満足に暮らせないひどい国だ」であった。ひどい国と思わせるような高齢者情報が余りにも多い。「リバースモーゲージ」の導入も悲しい情報といわねばならない。

 自民党は6月19日、歳出歳入一体改革のうち、社会保障分野の歳出削減項目を固めた。自宅を担保に生活保護を受給し、死亡後に自宅を売却して返済にあてる「リバースモーゲージ」の導入などを検討するという。家があっても生活費が不足する高齢者が続出することが背景にある。これも死亡時期が決まっているのであれば、計画を立てることが出来るだろうが、これが分からないから問題だ。

 高齢者の生活が厳しくなる背景は「政府・与党が財政再建目標としている2011年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を達成する目標がある。社会保障分野で歳出削減するのは〈1〉医療〈2〉生活保護〈3〉介護〈4〉雇用保険の4分野なのである。支出的の割合では〈1〉医療〈2〉生活保護〈3〉介護が99%で社会保障の歳出削減がもろに高齢者を直撃する形である。
--------------------------------------------------------------------
言葉
リバース・モーゲージ 【りばーすもーげーじ】
逆抵当融資。持ち家などの居住用資産を担保にして、自治体や金融機関から定期的に生活資金を受け取る形で融資を受け、死亡したときに担保物件を処分して借入金を一括返済するしくみ。リバース(Reverse)は逆方向、モーゲージ(Mortgage)は抵当のこと。自宅などの資産を持ちながら、現金所得の少ない高齢者が年金代わりに活用できるもの。


 

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ