『日々の映像』

2006年03月08日(水) 耐震偽装が広がる雲行き

 耐震不足・偽装の火の手が札幌であがっている。札幌市内に建設中の分譲マンション2棟の耐震強度に不安があるとして、売主の住友不動産(本社・東京都新宿区)が販売を中止し、既に結んだ売買契約の解約を進めていることが5日分かった。耐震データー偽造問題を受け、第三者の設計会社に構造に関する再計算を依頼した結果、「耐震性に不安がある」との中間報告を受けたという。補強工事など対策が必要かどうか判断するため今後も検査を続けるが、入居予定日には間に合わない見込みとなったため、販売中止を決めたものだ。

 深刻なのは札幌市内で28棟の耐震偽装が明らかになったことだ。札幌市と国土交通省は7日、「同市内のマンション5棟が耐震強度を偽装され、ほかの28棟についても偽装の疑いがあると発表した。いずれも札幌市に住む浅沼良一・2級建築士(47)が構造計算をし、地震の横揺れに耐える力(保有水平耐力)を水増ししていたことを認めた」という。一番の問題は偽装を素通りさせた行政の責任だろう。札幌市都市局長は確認申請の際に偽造を見抜けなかったことについて「誠に遺憾。深くおわび申し上げる」と陳謝している。

 浅沼建築士は札幌市の聞き取り調査に対し「思ったような水平耐力の数値を得られずデーターを改ざんした。1999年ごろから偽装を始めた」と話しているという。それにしても構造計算の業界はいい加減といわざるを得ない。浅沼2級建築士は1996年から構造計算業務を始め、複数の設計会社の下請けとして構造計算を請け負っていたという。すなわち構造計算をする資格のない人を下請けとして使っていたのである。このいい加減さが最大の問題で、今回この2棟のマンションの販売が中止になったが、このような問題は他にも出てくるのではないだろうか。
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癒しの森940                                  2006年3月8日  

              また蕗のとうの話し

 風はまだ冷たいが暖かい日差しが窓から差し込んでくる日が多い。春はもうそこまで来ている。「冬来りなば、春遠からじ」というイギリスの詩人シェリーの有名な詩句がある。人生も冬の時期ばかりではない、いつか希望の春がやってくる。という意味が込められている。 いずれにしても、冬の次は春なのである。今日は人生の春を感じさせるようなさわやかで、しかも力強い講演を聞いた。心の春は、その人の心に内から湧き出すようだ。それには信じ切れる先輩・友人を持つことが最も大切のように感じた。
  
 また、友人が「蕗のとう」を届けてくれた。妻が明石サロンで発芽玄米の炊き方講習をするというので、「蕗のとう」の天ぷらの用意をしてやった。春の山菜の中で最初に食卓に上るのが蕗のとうである。蕾(つぼみ)を作って、冬枯れの山野で春を待つ姿はさわやかな感動を誘う。 「ほろ苦き恋の味なり蕗のとう」(久女)という句がある。独特の香気と苦みを恋の味に例えている。ともかく、蕗のとうは日本の春に欠かせない食材で、年間の生産は2万トンもあるという。まさに貝原益軒がいうように「春苦味 夏は酢の物 秋辛味・・・」である。

  ・蕗のとう 春を告げるか 恋の味 皆が微笑む 渋みと香り







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石田ふたみ