2005年08月29日(月) |
親の老後を食いつぶすニート |
8月13日大卒6人に1人「ニート予備軍」であることを書いた。なぜ働く意思すら持っていない若者が増加していくのか。ニートという言葉の由来は1990年代末のイギリスで生まれた言葉だ。「ニート(NEET)・・Not in Employment, Education or Trainingの略で、働かず、学校にも行かず、職業訓練もしない若者」となっている。内閣府の「平成15年就業構造基本調査」の推計では、なんと84万7000人に上ると発表している。「就業構造基本調査」によると、比率で言うなら15〜34歳の2.5%、つまり40人に1人がニートになっている、という驚くべき状況なのだ。この84万7000人のうち、就職を希望しているのは半数強。残り半数弱は、働く意思すら持っていないことになります。
昨日野澤サロンでニートを抱え苦労している婦人の話しが出た。この人は働く意思を持っているが、働きに出ても3日あまりでダメになると言う 。なぜこのような若者が増えていくのだろう。親の責任というと厳しくなるが、甘やかせて育てたと言う側面は否定できないと思う。このニートたちは、親が蓄えた僅かな貯蓄を食い潰していくのだ。どうしたら彼らを自立させることができるのか。・・
現代の学校教育の中でもニートを生む土壌があるのだろう。大学で学ぶ専門科目が仕事や人生とどう結び付いているかを考える機会があるのだろうか。将来の目標や仕事について意識できるようなカリキュラムがどれだけあるのだろう。失敗や危機にも打ち勝てる「人生力」が貧弱なのだろう。 (参考資料8月29日・産経新聞) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森750 2005年8月29日
障害者作業所 スペースBeを訪問
今日坂井輪コミュ二テイ協議会の福祉部会長の立場で、障害者小規模作業所「スペースBe」を訪問する。ここの所長代理の大湊ゆう子さんからメールを頂き、にわかに生涯青春の会の印刷物を依頼しょうとの用件もあった。ゆう子さんとさまざまの懇談をしたが、このような障害者小規模作業所を維持することが容易でないことが良く分かる。福祉部会長の立場ではこの地域の人たちから、仮称「スペースBeを支える会」を作る必要があると思った。
障害者に対する私のイメージは、彼らを甘やかせないことだと思う。障害があっても、1歩でも半歩でも向上しようとする努力が大切である。頭脳を使う習慣を身に付けなければ、健常者でもボケ老人になってしまう。障害者も頭脳を使う習慣を身に付けなければ、障害に加えて脳がボケてしまうという屈辱的な人生の終末が待っているのだ。今日1日を何のために生きるか・・自分を向上させることに喜びを発見して欲しい。
障害を 抱えて生きる 人達よ 生きる喜び 何処にあるかを
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