『日々の映像』

2005年08月21日(日) NY市:マーガリン取りすぎ注意、心臓病対策で

 つい3〜40年前までは、食事の大半は家庭の台所で作られたものだ。最近は、家庭によって工場で作られた食品を大量に消費する。工場で作る食品は、防腐剤に代表されるように何らかの化学薬品が使われている。4〜5年前の日々の映像で食品添加物のことをかなり書いた時期があった。無防備に工場で作られた食品を中心とした食生活はリスクが多いといわねばならない。

 米国でマーガリンや植物油に含まれる「トランス脂肪酸」の摂取に注意を呼びかける動きが強まっている。取りすぎると血液中の「悪玉コレステロール」が増え、心臓病の原因になると問題視されるようになったためである。ニューヨーク市は「10からトランス脂肪酸の使用を控えるよう市内の飲食店に呼びかけ始めた」(8月17日・朝日から)という。トランス脂肪酸は多くのマーガリンのほか、調理用の植物油、菓子やパンづくりに使われるショートニングなどに含まれる。賞味期限を延ばし、味を安定させるため、植物油に水素を添加して人工的に作り出されたものなのである。

 米国女性約8万人を対象にした研究では、トランス脂肪酸を最も多く摂取するグループは、最も少ないグループに比べ、心筋梗塞(こうそく)を起こす危険性が高まるという。日本マーガリン工業会は、日本人のトランス脂肪酸摂取量は米国人の3分の1以下(一人当たりの消費量)との研究を引用し、「現在の食生活であれば問題はない」とする見解を公表している。

 しかし、摂取量は少ない方がよく、ケーキやポテトチップスなど、トランス脂肪酸を含む食品を取りすぎないようにすべきである。パンに大量のマーガリンをつけて食べるよりは、バターを少しだけつける方がよさそうだ。我が家は発芽玄米ごはんを食べ初めてから、パン食は止めにしたのでマーガリンを買うこともない。要は食の何パーセントを家庭の台所で作るかという食文化が試されていると思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森741                             2005年8月21日  
                猛烈な残暑

 今日の最高気温は確認していないが、33度は超えていただろう。この暑さの中で、野外で働く人は深い疲労が伴うと思う。体力の消耗からいえば、真冬より真夏の方が数段厳しい。時間に追われる忙しい現代社会でベストな体調を維持することは難しい。睡眠不足は疲労が蓄積する最大の原因である。そうでなくともネットの利用で睡眠時間が削られている傾向がありベストの体調で仕事に向かうことはなかなか難しいテーマである。

 最近はなかなか忙しい。年齢相応のスケジュールを立てるように心がけている。昨日は午後4時頃から自由な時間であったので、2時間ばかり眠ってしまった。ともかく少しでも疲労感が残っている時は眠ることにしている。高温多湿の夏は、いちばん眠りにくい季節である。幸い我が家は玄関に井水クーラーを運転しているので、家全体が高温多湿になることはない。よって、夜中に汗をたくさんかくなどとか、クーラーのかけっぱなしで体が冷えてしまうなどのトラブルはない。ともかく、この猛暑は良き睡眠で乗り切りたいものである。

  ・この猛暑 良き睡眠で 乗り切って 実りの秋を 楽しく迎えん
     






 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ