2005年07月29日(金) |
人口減、労働者にとっては短期的にはプラス |
7月27日男性の人口初の減少のことを書いた。景気の回復と人口減の現実は、短期的に労働者のプラスとなるようだ。男性の入職率、8年ぶりに離職率上回ったという。厚生労働省の雇用動向調査によると「昨年1年間に男性で仕事に就いた人の割合(入職率)が、仕事を辞めた人の割合(離職率)を上回り、8年ぶりに「入職超過」となった」(7月29日朝日から)景気回復による雇用環境の改善が要因で、特に中高年の再雇用が進んでいる。このような傾向は数年前では考えられなかったことだ。 人口減に伴う労働人口の減少に関する報道が多い。厚生労働省の研究会の報告によると「少子化が進み、出産後の女性の職場復帰が難しい現状がこのまま続いて、国が新たな対策をとらない場合、2015年の労働力人口は現状(04年、6642万人)より約410万人減る」(7月13日・朝日から)との推計を発表している。研究会は今後10年間に取り組むべき政策として、高齢者や女性の再雇用などの積極的な支援策を提言しているがその主な事項を転記したい。 ・新卒採用に限定されない採用機会の拡大。 ・フリーターの正社員への登用や常用雇用化。 ・出産・育児による離職者への再就職支援強化。 ・60歳代後半層への雇用・就業支援の検討。 ・障害者の障害の種類や程度に応じたきめ細かな自立支援。 ・若年・壮年・高齢など世代特性に応じた職業能力開発。 ・パートや派遣など働き方にかかわらない、職務、能力、労働時間などに応じた処遇の均等 。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森719 2005年7月29日
小山貢の津軽三味線合奏
日本の言葉に「一糸みだれない」という言葉がある。今日は県民会館で行われた「小山貢(みつぐ)の津軽三味線」の合奏を聴きに行く。今月は7月14日「グランディーバ バレイ」と2回未知の文化に触れる機会があった。津軽三味線合奏を聴きに行ったのは初めてであったが、小山貢を中心とする13名の一糸みだれない演奏に感動した。現役のころ、仕事で青森に行く機会が多くあった。津軽地方の地形条件・地質・気候をよく理解している。冬は日本海の寒気が突風となって吹き抜ける厳しい気候条件である。そんな中で生まれた津軽三味線の音色は心に染みた。
言うまでもなく芸術は人の心に何かを訴える。津軽三味線の吹きぬける合奏もまさに芸術の極致であると思った。案内には「南から、北から、また海の向こうから吹き込んできた様々な文化を取り入れ、津軽人の血となり現在に受け継がれた津軽の心を、津軽三味線に託し魂の演奏を奏でます」と書いてあった。 ・津軽には 冬の寒気の 突風が そこで生まれた 三味線文化
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