2005年07月10日(日) |
アスベスト災禍の広がり(2) |
アスベスト災禍の広がりは何処まで行くのか見当が付かない。石綿は、過去に約1000万トンも輸入されているのだ。60年代に建てられたビルは鉄骨への吹き付けなど大量の石綿を使っている。これらのビルが老朽化して解体・改修工事が本格化していく。 石綿の飛散防止が果たして出来るのだろうか。
石綿は耐火、断熱性にすぐれ、「建材やブレーキ、水道管など3000種類もの製品に使われた」というからありとあらゆる商品に使われたのだ。朝日新聞の集計によると死者の出ていたのはメーカーが中心であるが石綿製品を使用する業種にも広がっている。 元奈良県立医科大の毛利一平さん(現・産業医学総合研究所)らは、病理解剖のデータベースをもとに、74年から94年までに全国で中皮腫による死亡者1298人を分析した。 これによる死者の分布は、次の通りである。
・建設業(大工、土木、配管など) 60人 ・金属(加工、溶接など) 33人 ・運輸(自動車、鉄道、船員)も 33人 ・造船 21人 ・電気 18人 ・石綿にかかわる業種 219人 ・会社員・公務員などが 229人 ・主婦 185人 上記の通りアスベスト災禍は職種を問わず広がっているのだ。厚生労働省は「石綿障害予防規則」を今月から施行し、安全管理を強化するという。業者に建物の解体前に石綿の使用状況を調査させ、除去計画を、労働基準監督署に届けさせるようにした。 現場を密封し、防塵マスクをつけた作業員による石綿除去作業はコストがかかるだけに、どれだけの実効性が有るのか分からない。厚生労働省はこれだけ問題なアスベストをやっと「2008年までに前面禁止」(7月8日・日報から)にするという。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森700 2005年7月10日 「生涯青春の会」会報3号 ここでは、目次のみを表示して、全文は癒しの森に記述した。
1、理想の死に方 (2000年1月28日の日々の映像) 2、小渕首相、脳梗塞で重態 (2000年4月4日の日々の映像から) 3、納豆が脳梗塞を防ぐ (2000年4月23日の日々の映像から) 4、脳梗塞の良薬はない (2003年7月18日の日々の映像から) 5、菊川 玲さんの納豆の話 (2003年12月10日の癒しの森から) 6、世界に誇れる健康食品・・日本の納豆 (2005年4月16日) 7、低インシュリンダイエット(1)(2005年3月24日の癒しの森・以下同) 8、低インシュリンダイエット(2) (2005年3月25日) 9、低インシュリンダイエット(3) (2005年3月26日)
・納豆は 世界に誇る 食文化 薬に勝る 薬効ぞろぞろ
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