『日々の映像』

2005年07月05日(火) トヨタ、ハイブリッド車の生産倍増へ 

 今日は日本の高齢化社会を悲観的に捕らえている人と懇談した。頭の固い人は、一度思い込むとどうにもならないらしい。確かにこれからの勤労者の所得は増加しないであろう。30年前と根本的にことなるのは、親の遺産を受け継いで消費に回す層もかなりいるのである。よって問題は横たわっているが、経済的にはそれなりのバランスを保っていくと思っている。

 日本のトヨタ・本田・キヤノンなど最優秀企業の成長が、日本の社会にとっては大きな力となっていくと思う。トヨタ自動車は06年、ガソリンと電気モーターを併用する「ハイブリッド車」(HV)の生産を「05年の25万台から、50万台に倍増する」(5日・朝日から)という。燃費の良さから原油高を追い風に、北米での販売が好調なためだ。プリウスのほか、大型HV車が、北米で高い人気となり、3〜4カ月の納車待ちが続いているのである。ともかく、フル操業しても納入に3〜4ヵ月もかかる商品は、トヨタの「ハイブリッド車」だけであろう。

 ハイブリッド車は ガソリンエンジンなどに電気モーターを組み合わせることで、燃費性能を高めた自動車で、走行距離あたりの排ガス量が少ないため、環境にやさしい車とされる。トヨタが97年に「プリウス」を、ホンダが99年に「インサイト」を発売し、日本の2社が市場をリードしている。技術的に世界をリードする企業が日本にあることに誇りを持ってもよいのではないかと思う。
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癒しの森695                                2005年7月5日   

              人の記憶力

 記憶力と物事を構成すると能力を司る脳の場所は異なると思っている。私は昔から人の名前を覚えるのが不得意である。最近は人に会う機会が多いので、自分の欠点を補うために交流日誌(会った人・メールを送った人・電話をして人の名前と10文字程度の記録)を書いている。ここ3〜4日をメモすると7月1日19人・2日26人・3日8人・4日9人・5日6人という内容である。記憶力の弱い私でもパソコンに入力する行為(動)があるので今までの数倍記憶に残るようだ。

 世の中には信じられない記憶力の持ち主がいる。円周率暗唱の世界記録を保持する千葉県茂原市の元会社員、原口證(あきら)さん(59)が一日、自身が昨年9月に樹立した54000桁(けた)の記録を大幅に更新した。8万3000桁を突破したという。人間の脳はどうなっているのだろう。100行の暗唱なら理解が届くが、8万3000桁も覚えることができたというからまさに驚異的な記憶力である。人間の脳は鍛えれば成長するとの事例ではないだろうか。

   ・鍛えれば 8万3000 記憶する 計り知れない 脳の不可思議
     


 



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石田ふたみ