2005年06月24日(金) |
スタッフサービス、未払残業代53億円を支払う |
毎日のように驚くような事件が続いている。昨日書いた15歳の少年による両親の殺害は、社会に大きな衝撃を与えた。100歩譲って父親の殺害までは、理解できるとしても母親まで待機して殺害するなどは正常な感覚が失われている。それにしても、15歳のわが子が殺意を持って襲ってくる・・・この母は意識を失うまでどのような恐怖と苦痛を味わったことであろう。一つの事件は必ず伝播するもので、類似した事件が今後起ることが懸念される。
今日は弟が兄を襲って殺害するという事件が起っている。福岡市南区のマンションで23日午後、中学3年の男子生徒(15)がけんかの末に兄(17)を包丁で刺し殺した。兄は全身10数カ所を刺されて死亡という凄惨なものだ。抽象的な表現であるがこの兄弟には人間社会の常識が身に付いていないのである。 社会の常識・国の法律を大手企業が堂々と破る事件も続いている。3000人を超える社員を抱える会社が残業代を払わなかったというから驚きだ。人材派遣業最大手「スタッフサービス」の岡本英範社長は記者会見し、「同社グループが従業員にサービス残業をさせていたことを認め、全国の従業員と退職者計約3400人に過去2年分の未払い残業代約53億6500万円を支払った」(6月23日時事通信から)ことを明らかにした。3400人に53億円とは一人当たり156万円に相当するのである。スタッフサービスの経営者は、こんな非常識な違法行為がまかり通るとでも思っていたのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森683 2005年6月24日
ブラジルをあと一歩まで追い詰めた日本 日本のサッカー人気が一気に上昇するようである。なにしろ、世界有数のチームであるブラジルをあと一歩まで追い詰めたのである。試合後のジーコ監督も、これまで見せていたみけんのしわはすっかり消え、母国ブラジルに対し立派な試合をしたことへの満足感、それともプレッシャーからの開放感からか、晴れ晴れとした表情であった。
報道によれば日本は爆発的なスピードはないが、俊敏さに勝っていると言う。イタリアの表現で言えば「やぶ蚊のようなすばしっこさ」なのである。ともかく日本チームが世界に通用することが分かっただけでも大変なものである。中田英の攻守に渡るリーダーシップ、中村の飛び道具、加地の突破、そして大黒の得点感覚など各自が強烈な魅力を放っている。
ジーコ監督の頼もしい談話を引用したい。「W杯まであと1年ある。リフレッシュして出直しだ。この大会で選手が世界の超一流と互角以上に戦えた自信を持てたことが何よりもうれしい。日本が世界一になるのは、みなさんが考えているより早いと思うよ」このコメントに対する補足は無用である。
・ブラジルと 互角の戦い 鮮烈だ ジーコが目指す 世界の頂点
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