2005年06月08日(水) |
日本語の語彙力私大生19%「中学生並み」 |
6月2日の癒しの森で「コミュニケーションは人間文化の基本」と題して書いた。人とのコミュニケーションを計るには、先ず言葉が分からなければならない。少なくとも高校卒業程度の語彙(ごい)力が必要だと思う。6月2日に引用した調査では「25〜34歳の独身男女約500人が「男性の7割、女性の5割がプロポーズをしたことも、されたこともない」(5月31日・毎日から)と回答している。何故このようなわびしい結果となるのか、その原因が何かといえば、言葉の意味が分かれない語彙力の貧弱さでないかと思う。 私大生の19%、短大1年生の35%の語彙(ごい)力が中学生レベルだという。独立行政法人メディア教育開発センターが実施して調査によると「私立大1年生の19%、短大1年生の35%が「中学生レベル」と判定された」(8日・毎日から)のだ。これらの背景から「日本語技法」「日本語コミュニケーション演習」などを開講する大学が増えている。大学・短大で中学生レベルの語彙(ごい)力を学ぶ・・・・これでは現代の平均的な若者が日本語を使うレベルは予想より低いといわねばならない。
それではどんな言葉が分からないのか事例を一つ上げよう。「鶴の一声」「露骨に」などの意味が分からない。再度引用すると「国立大(3校)で6%、私立大(16校)で19%に上った。短大では35%と、3人に1人が中学生レベルだった」というのだ。大学生にもなって「重視」「さじを投げる」「人目置く」「鶴の一声」「露骨に」などの意味が分からないようでは、まともな恋愛も出来ないのではないだろうか。各レベルの代表的な例題をメモ欄に掲示した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森667 2005年6月8日
2種類目の運動を何にするか
日差しが強くなってきた。この日差しを受けて、散歩コースの堤防の草は燃えるような勢いで勢力を張っている。5月上旬に植えられた稲の苗も、この1ヵ月で生長の準備の余念がない。まだ苗の高さは低いが、これから梅雨にかけて、爆発的な成長を遂げる。そして、8〜9月でたわわに稲穂が実るのだ。自然に接していると一年が駆け足に進んでいることが実感として分かる。
ここのところ6月11日の準備で深夜になることが多い。今日は寝坊して7時30分からの散歩であった。日差しが強くなって来たので、6000歩を歩いて帰ってくる時はかなり汗をかくようになった。完全な習慣になったせいか、約1時間で6000歩を歩いてくると気持ちが良い。
アメリカの長寿に関する調査によると、1種類の運動より数種類の運動をしている人が、最も長寿であるという。朝6000歩のウオーキングで疲労を感じることが全くなくなったので、2種類目の運動を考えて行こうと思っている。社交ダンスか太極拳のどちらにするか。熟年のダンスグループの知人から誘われている。ダンスは若いとき我流で覚え多少踊ることが出来る。果たしてどうするか。頭も固いしユーモアも少ない方なので、少々柔らかいダンスの方がいいのかもしれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ◇各レベルの代表的な例題◇(6月8日・毎日から) (正しい意味を五つの選択肢から選ぶ)
<中1>重視 (1)重たいこと(2)大事だと考えること(3)目が疲れること(4)見えにくいこと(5)じっと見ること
<中2>さじを投げる (1)ひどく怒る(2)乱暴な様子(3)非常識(4)あきらめる(5)好き嫌いをする
<中3>一目置く (1)周囲をみわたすうちに目を留める(2)検分していた目を休める(3)大勢で特定の人物を凝視する(4)相手の目をじっと見て真意を確かめる(5)相手を自分より優れたものと認める
<高1>露骨に (1)ためらいがちに(2)おおげさに(3)あらわに(4)下品に(5)ひそかに
<高2>奔走する (1)逃げ出す(2)競争する(3)忙しく立ち回る(4)無駄な努力をする(5)大変な目にあう
<高3以上>嫡流 (1)激しい流れ(2)正当な流れ(3)清らかな流れ(4)よどんだ流れ(5)亜流
<同>憂える (1)うとましく思う(2)たじろぐ(3)喜ぶ(4)心配する(5)進歩する
<同>懐柔する (1)賄賂(わいろ)をもらう(2)気持ちを落ち着ける(3)優しくいたわる(4)手なずける(5)抱きしめる
=答えは上から順に(2)、(4)、(5)、(3)、(3)、(2)、(4)、(4)
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