『日々の映像』

2005年05月20日(金) 上場企業の決算380社が過去最高益更新

 日々の映像は1997年から書き出して9年入っている。ここで公開しているのは2003年(一部それ以前も入力してある)からである。80代壮健の会の会報(A-4約10ページ)を発行することにした。1号は5月10日の癒しの森に入力した。この会報を編成する関係で、1997年1月以降の日々の映像の中で、現在時点で読んでも意味のある月日のみを入力する準備を進めている。

 1997年はバブル崩壊のピークの時代背景があるので、日本中が総悲観論に塗りつぶされていた年であった。この年度の日々の映像を読むと、今日の企業業績が信じられないほどである。5月19日までに決算発表を終えた東819社(発表率77.5%、金融、証券を除く)の連結決算は、売上高が前期比6.5%増、経常利益は同23.4%増、税引き後利益は同32.6%増で、3年連続の増収増益となっている。中国関連需要を追い風とした素材価格の高騰で、鉄鋼、化学製品など素材産業が収益を伸ばしたことが主な要因だ。

 特記すべきことは、過去最高益を更新する企業は380社で、全体の36.6%に登っている。 未発表企業も含む1057社の経常利益は、総額27兆760億円となる見込みで、2年連続で過去最高を更新する。年金など社会の主要なテーマに対して、1997年と同じく悲観論が横行しているが、必要以上の悲観論を展開する必要はないと思う。
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癒しの森648                                 2005年5月20日

          42歳工藤:完投勝利で通算205勝

 工藤投手は人間的にも立派な人であると思う。この人のことは2004年5月18日に「立派なお父さん」と題して、同じく2004年5月23日は「工藤完投5連勝この人の高き目標」と題して記述した。昨年5月無傷の4連勝で195勝目となった時工藤投手は「200勝は雅子夫人にささげたい」と言っており、この夫婦の絆の強さにほのぼのとしたものを感じた。
 
 工藤投手(42)が19日、古巣のソフトバンク戦に先発。13三振を奪い、今季4勝目を挙げた。42歳での完投勝利はセ・リーグ最年長記録である。まだまだ元気な現役最年長左腕が137球の熱投で巨人の3連敗を阻止した。この日の投球について王監督は「投手の神髄みたいな投球だった」と脱帽すれば、堀内監督も「あした監督賞を出さないとな。恐るべき42歳だよ。・・最後はベンチで動けなかった。腰が抜けたんじゃないかと思った。久しぶりに震えたよ」と最大級の賛辞を送っている。

 初めて知ったことであるが、99年オフにFA宣言して巨人に移籍したときのことである。残留を願う地元ファンの署名は15万人に上ったという。雅子夫人(37)との共同作業で、現在もおわびの手紙を送り続けているのだ。何年かかろうとも全員に返事を出すというところに、人間工藤公康氏の人間性が躍如としているように思う。
  
   ・球界の 年長記録を 延ばしつつ 今日も輝く 工藤の笑顔
     






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石田ふたみ