2005年05月19日(木) |
教員免許:わいせつ行為で250人超が失効 |
毎日新聞の都道府県・政令市教委へのアンケート調査によると、全国の公立小中高校などで、わいせつ・セクハラ行為で教員免許が失効した人は250人を超えることが分かった。文部科学省は児童・生徒へのわいせつ行為をした教職員は原則、懲戒免職とするよう通知しているが、3分の1の教委は「ケース・バイ・ケースで判断すべきだ」(5月15日・毎日から)としていることが明らかになった。
要は処分が甘いので教職員によるわいせつ・セクハラ行為が後を絶たないのではないか。前段の通り「文科省は01年7月に神戸市で起きた中学教諭による女子中学生監禁致死事件を受け、各教委に児童・生徒へのわいせつ行為をした教職員は原則として懲戒免職とするよう通知した」(引用同)しかし、今年4月現在、これを明文化したのは22道県市、実質的に原則としているのが14府県市。23都府県市は原則化していない。宮崎県は「原則かどうかも公表できない」とている。どうしてわいせつ・セクハラ先生をかばうのか意味が分からない。
教育評論家、尾木直樹さんは、「学校現場の密室化が進む中、『わいせつ教師』は確実に増え、データは氷山の一角に過ぎない。しかも最も信頼が求められる教職員の性犯罪情報があいまいにされている。こうした教職員は本来、教壇から永久追放されるべきだが、法律は3年を過ぎれば、再び免許を申請できると定めている」と指摘している。前記した通りわいせつ・セクハラ行為で250人超の人が教員免許を失っても3年経過すれば、再び免許を申請できるのである。繰り返すようであるが、この甘さが教職員によるわいせつ・セクハラ行為が続く背景だと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森647 2005年5月19日
身体的活動をしている人ほどボケない
痴呆に関するアメリカの報告書を引用したい。常識的にも理解できることであるが、多くの身体的な活動をしている人ほど痴呆になりにくいという。アメリカ・ジョンズホプキンス大学医学部神経精神記憶部の医師らは、身体的活動と痴呆の発症の関係について前向きの調査を行ったところ、多くの種類の身体的活動をしている人ほど痴呆になりにくい関係が明らかになったとのこと。
この医師らは、1992年から地域での循環器系疾患の保健認知調査に加わり、調査開始時に痴呆を認めなかった65歳以上の男女3375人について2000年まで追跡しました(追跡期間は平均5.4年)。この間480人(14.2%)が痴呆を発症した。痴呆になった人とならなかった人とを比較し、自転車、ジョギング、ボーリングなどの身体的活動について、活動時間数よりも活動の種類が多い人ほど痴呆になりにくいことが明らかになった。具体的には4種類の活動をしていた人は0から1つ種類の活動をしていた人より痴呆になる確率は半分であったという。これはアルツハイマー病でも脳血管性痴呆でも同様の調査結果となっている。ポイントは複数の身体的な活動が有効であることだ。(この調査結果は2005年4月発行のAmerican Journal of Epidemiologyに掲載されている) ・動(どう)こそが 痴呆を防ぐ 妙薬と あらゆるデータ 無言に語る
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