『日々の映像』

2005年05月18日(水) 医療事故届け出、最多の255件

 以前は医療事故に関連することを多く書いたことがあるが最近は、この分野に関することはあまり書いていなかった。今日の日経新聞によると「昨年1年間に全国の警察に届け出があった医療事故・事件は前年より5件多い255件だったことが18日までの警察庁のまとめで分かった」という。前年と比べた増加率は鈍化しているものの、3年連続で過去最多を更新している。警察が刑事事件として立件したのは届け出全体の約3割にとどまっている。

 統計を取り始めた1997年に21件だった医療事故・事件の届け出件数は、2000年に前年の41件から3倍の124件へと急増。02年以降、最多記録を更新し続けている。1997年が少なかったというのでなく、白い霧の中で公表されることが無かったように思う。

 最近の医療事故で記憶に鮮明に残っているのは、痛風薬で肝障害になり患者6人死亡したことである。「痛風の代表的治療薬『ベンズブロマロン』で、その後も少なくとも患者6人が重い肝障害で死亡していたことが分かった」(2005年1月8日・毎日新聞から)という。このほか製薬会社のうち1社からは、約170人が肝障害を起こし、うち99人は重症化したとの報告もあったという。通風の薬を服用して肝障害を起こし、うち99人は重症化する・・患者はまるでモルモットのようだ。そもそも通風は飲み過ぎ、食べ過ぎという生活習慣病なのである。生活習慣病を治す特効薬はないのだ。
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癒しの森646                             2005年5月18日  

             セックスレスの定義とは

 統計的なことは多く書いて来たので、この視点でのことで余り驚くことは無いのだが、セックスの回数に関する国際比較には驚いた。昨年発表されたインターネットによる国際比較調査(41カ国・35万人対象)によると「年間の平均回数は103回。国別ではフランスの137回が最も多く、日本は46回で最下位だった」(5月17日毎日から)この統計はにわかに信じられない。日本は何かと忙しく、セックスをしている暇が無いとでもいうのだろうか。医師は「夫婦の大切なコミュニケーションの一つという役割が、日本ではどう受け止められているのか、論議を深める必要があると思う」(引用同)と話している。見方を変えると夫婦の大切なコミュニケーションが破壊されているので、セックスレスとなっているのかもしれない。
 
 厚生労働省が先日発表した調査データによると「既婚者の32%がセックスレス傾向」であるという。日本性科学会はおおよそ「1カ月以上」のごぶさたで「レス」と定義する。毎日インタラクティブの「暮らし」のページに「セックスレスといえるのは?」という質問を掲載。1カ月▽2カ月▽半年▽1年▽4年▽12年の六つから選んでもらった。回答総数は13日現在、8766件。 その結果、最も多かったのは「半年」の2841件で、全体の32%を占めた。以下「1カ月」2142件(25%)▽「1年」1854件(21%)(以下省略)であったという。この回答傾向は、明らかにセックスレスの人達が多く答えているような感じである。日本性科学会はセックスレスを「1ヵ月」としているのに、庶民の回答は「半年」とする人が32%もいるのだ。
     















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石田ふたみ