『日々の映像』

2005年05月11日(水) <大腸がん>野菜や果物の食べても効果なし

 野菜や果物を多く食べても、大腸がんの予防には役立ちません――。「厚生労働省研究班(担当研究者・坪野吉孝東北大教授=疫学)が国内の約9万人を追跡調査し、こんな結果を発表した。野菜や果物が予防に有効だという従来の説と異なる結果となった。同じ研究班は以前、野菜や果物が胃がん予防に有効だと発表したが、大腸がんでは効果が見られなかった」(5月10日・毎日から)このことは5月9日付の英国のがん専門誌に論文として掲載されたという。

 研究班は90年と93年、岩手から沖縄まで全国8県の40歳から59歳の男女計88652人にアンケートし、野菜と果物を食べる量を聞いた。その後、7年から10年間追跡調査し、大腸がんにかかったかどうかを確認したものだ。野菜の量が少ないグループから多いグループまで全体を4つに分けて調べると、大腸がんになった人の数は、どのグループでも年間1000人に1人前後で統計的に差がなかったというのだ。

 坪野教授は「大腸がん予防には、飲酒を控える、積極的に運動するなどがよい」と話している。素人の見解であるが、便秘が一番悪いと思う。発芽玄米ごはんを食べると驚くほど便通がよくなる。大腸がん予防には先ず便通の良し悪しが入り口のテーマではないか。次は食の内容である。大腸がんは食生活と関係が深いと考えられている。もともと日本では少なかった大腸がんは、欧米型食生活の普及とともに急増した背景があるのだ。動物性脂肪を取り過ぎると、腸内に胆汁酸が多くでき、その胆汁酸が発がんを促進させると言われている。
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癒しの森638                                 2005年5月11日  
       JR西日本脱線大惨事:遺族の悲しみ

 最愛の肉親を突然失った遺族たちの悲しみ・・喪失感が深まっている。帰らぬ夫の帰宅を待ち放心している妻、息子の部屋が片付けられない日々を送っている母、悲しみの終わりは来るのか。悲しみの淵は底知れず深い。そして肉親の死という現実が受け入れられない苦しみは、今も続いている。このような大きな心の傷を受けた人の中にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を表す人も多いことだろう。

 神戸赤十字病院・村上医師は「グリーフケア『話を聞くことが大切』」( 5月9日・産経新聞から)と指摘する。 肉親や友人を突然失った遺族へのケア(グリーフケア)は国内では、十分には行われておらず、欧米に比べて遅れているのが実情であるという。グリーフケアについて村上医師は 「グリーフは、家族や愛する人との死別後の遺族の悲嘆を意味します。遺族はつらくとも、失った肉親への思慕の情や悲哀、怒り、悔やみなど、さまざまな過程を経て心の整理をつけていきますが、こうした過程を援助するのがグリーフケアの重要な役割です」と説明する。
 
 一つのキーワードは死別の苦しみを分かち合う家族や友人がいるかどうかなのである。このような人がいないと病的悲嘆のリスクが高くなり特別な配慮が必要のようだ。配慮といっても、多くの時間と忍耐の必要な対話であるので、友人の有無が苦しみから立ち上がるカギを握っているように思う。
 
   ・突然の 離別の苦しみ 底知れず 毎日励まし 支える人よ
     







メモ
1、大腸がんの原因
  便秘、少食、不規則な生活、ストレス、偏った食生活、ダイエット、食  物繊維の不足、水不足 大腸がん予防には有害物質や発ガン物質を極力作  り出さない様にすること、それには一刻も早く体外に出してしまうこと  が重要なのだ。

2、大腸がんの可能性がある症状>
  便秘と下痢の繰り返し
  鉛筆のような細い便
  ウサギの糞のようなコロコロ便
  トマトケチャップのような血液付着便
  今までにない疲労感
3、大腸がん経験者による大腸がんの兆し>
  出血、下血      68%
  便の変化       41%
  長期間の便秘     22%
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石田ふたみ