| 2005年04月27日(水) |
何が原因で脱線事故が起こったのか |
重機械・車両などの設計に当たっては「設計思想」と言う概念がある。どこに重点を置くかが一つ思想なである。輸送の安全を優先するのか、輸送の電気コスト・車両の取得低価額を優先するのかである。後者であれば安全などは度外視して可能の限り車両を軽くすることになる。 電車という車両が今回の事故でペチャンコになっている映像を見て、国民は少なからずのショックを受けたのではないかと思う。なんといっても車体が「く」の字に曲がってマンションの壁にへばりついた車両を見ると、安全などは度外視して可能な限り車両を軽くしてあるといわねばない。 次に今回の事故の報道をくまなく読んでいると、日本社会のいじめの縮図を見るような思いがする。脱線した電車の運転士が所属する京橋電車区を管轄するJR大阪支社が事故前の2週間、「JR尼崎駅発着の全列車について1秒単位で遅延状況を把握する調査を実施していたことがわかった」(4月26日・毎日)という。到着時刻のプラス・マイナス10秒ぐらいはゆるされる誤差であると思う。それを1秒単位に測定して評価する姿勢はいじめに近いと思う。これでは運転士に必要以上のプレッシャーを常に与えることになる。これでは遅れを取り戻すため、制限速度を超えるスピードを無意識のうちに出すのではないだろうか。要は高見隆二郎運転士(23)を心理的に追いつめる何かがあったことは確かである。これらはこれからの捜査で明らかになっていくだろう。最終的な死者は100人を超えるようだ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森624 2005年4月27日
古田敦也選手の2000本安打にドラマあり
古田選手のドラマを引用したい 「24日、松山市のスタジアムで通算2000本安打を達成したヤクルトの古田敦也選手(39)。大卒で社会人を経験したプロ選手として初の金字塔を打ち立てた。名捕手にして大打者の元ヤクルト監督、野村克也氏(69)の『ID(インポート・データ)=データ重視野球』の要として受けた“英才教育”が密接に絡んでいる。 眼鏡をかけた社会人捕手の獲得を決断したのは、野村氏だった。89年オフ、ヤクルト監督に就任した野村氏は、新人捕手探しに目を光らせていた。スカウトが「(捕球のうまさと肩の強さで)即戦力が1人だけいる。打撃は目をつぶってください」と推薦したのが、トヨタ自動車に在籍する古田選手だった。“英才教育”の効果が出て、新人の古田選手は正捕手に定着。野球センスが開花した2年目(91年)に首位打者を獲得したのには、野村氏も大いに驚いた。古田選手は打者観察眼や配球の読みなど捕手必須の「頭脳」を打撃にも応用した」(4月24日・毎日から) 「 喜びを分かち合いたい人は」と言う質問に対する古田選手のコメントは「一番はスワローズファン。そして、野村監督と若松監督。野村監督に厳しく指導して頂き、プロとしてのイロハを叩き込まれた。若松監督は、野球以外のことでも気を使ってもらっている。この2人に感謝したい」一流の人間は感謝の心を持っている。 ・訓練が 大きく実り 大台へ 師匠に負けない 安打の記録
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