『日々の映像』

2005年03月10日(木) 就職内定率高校生82%大学生は83%改善顕著

 3月1日失業率の減少が全国的に波及していることと、サラリーマン世帯の消費支出額が増加していることを書いた。景気が上昇し雇用にも影響がはっきりと出て来た。トヨタは期間工の平均在籍数が2月に過去最高の11000人に達してフル生産が続いており、「安定継続的生産のため」として、期間工からの正社員登用を16年度より5割増しの採用に踏み切る。トヨタの発表した採用計画によると、中途を含む17年度採用は前年実績より13.7%増の3065人で、3000人を超えるのは14年ぶり。内訳は事務職、技術職合わせて大卒程度が1000人、生産現場に携わる技能職が合計1800人などとなっている。
 
 厚生労働省の調査によると「今春卒業予定で就職希望の高校生の内定率が、1月末時点で81.6%と前年同期を4.9ポイント上回り改善傾向が顕著になった」(3月10日・共同通信)ことが10日明らかになった。大学生の2月1日時点(文部科学省との合同調査)の内定率は82.6%で、前年同期を0.5ポイント上回った。 厚労省は「製造業の業績が回復し高校生の採用に直接結び付いている。大学生は企業が幹部候補として厳選採用するため回復の伸びは緩やか」と分析している。大学卒の内定率が少ないと言いながらも改善が続いていることは確かである。特筆すべきことは高卒就職内定率が全ての都道府県で改善されていることだろう。
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癒しの森576                                  2005年3月10日

          小児の花粉症減感作療法で効果あり

 先月末B型インフルエンザに罹った。何人かの友人に連絡すると、皆インフルエンザの予防接種を受けていた。今までインフルエンザにかかったことがなかったので、予防接種に関心が薄かったが、来年からはキチンと予防接種をすることにした。

 「減感作療法」と言う花粉症の治療法がある。アレルギー症状を起こす原因物質(花粉症の場合はスギ花粉など)のエキスを、長い時間をかけ少しずつ注射し、体を徐々に慣れさせていく治療法である。 治療を行える医師や病院が限定されるが、成功すればそれ以降は薬なしの生活が期待できるという点で注目されている。アメリカでは、花粉症はもちろん、ダニなどのアレルギー治療でも広く一般的に行われているという。

 厚生労働省研究班の調査によると、スギ花粉のエキスを薄めて注射し続ける「減感作療法」を受けた小児患者の約76%は、治療から15年以上たっても花粉症の症状の改善や消失がみられるという。小児の花粉症発症率は増加傾向にあり、小学校では約10%とされているので減感作療法は有効な治療法と言える。毎年のように花粉症に悩む大人がいるが、この減感作療法を検討するのも一案のようだ。

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石田ふたみ