『日々の映像』

2005年02月01日(火) 批判殺到NHKの泥沼 

 NHKの批判殺到の発火点は、昨年9月の衆院総務委員会の参考人招致であった。その後もあい次ぐ不祥事の責任をとってトップが入れ替わった。ところが辞任した前会長が翌日に顧問に就任したのである。これには視聴者から抗議や批判が殺到、3日後には顧問を辞任するという結末となった。

 詳しくは記述できないがNHKのトップである海老沢勝二前会長の発言が、不信に火を注ぐ結果となっていったのである。例を一つだけ引用しよう。1月25日の海老沢前会長の辞任会見があった。ここでもまた問題といわれる行動と発言をしている。一つは会見を20分ほどで一方的に打ちきったことであろう。二つ目は「不払いが大量に発生したのは残念だ』との発言したことである。これは『不払いがけしからん』ということを言外に言っているのだ。不払いが発生した原因は自分たちが撒いているのである。それが分からず「不払いが発生したのは残念だ」と言っているのだ。「浮気した亭主が『離婚に至ったのは残念』と言うのと同じでピントはずれ」(1月30日・サンケイから)と指摘される通りである。

 これらの会見の言葉を聞いていると00年前の雪印事件のことを思いだす。 平成12年6月に発生した雪印乳業の集団食中毒事件が発生した。当時の社長は記者会見で、「辞任は考えていない」などと強弁。その揚げ句、「私は寝ていないんだ」と会見を打ち切った。あの態度、発言、振る舞いで「この会社は持たない」と直感した。人の批判は誰でも出来る。中高年福祉協会(NPO法人)の理事に就任して欲しいとの依頼が来ている。前段を教訓にすれば、私に中高年の皆さんの支持を得られるだけの思考のベースがあるかどうかなのである。
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癒しの森537                            2005年2月1日

        少年女子SPで首位に立った安藤美姫

 ここのところ天才的な若者が登場している。そのナンバー1は高校1年生であるサッカーの森本貴幸君だろう。昨年もここに書いたが報道陣の「3年後はどうしたいですか」という質問に対して「世界一のストライカーになりたい」と堂々と答えていた。

 女子では 何と行っても フィギュアイスケートの安藤美姫(17)だろう。癒しの森でも書いたことがあるが、10年に1人出るかでないかの選手であるという。第60回国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会行われた。フィギュアスケート少年女子のショートプログラム(SP)で安藤美姫が当然のように首位に立った。 安藤の圧倒的な首位スタートなのだ。2日前に風邪をひき、腰にも痛みがあったというなかでも他を圧倒する演技なのである。安藤のすべりの一瞬を捉えた写真が実に美しい。以前はアメリカのクワンのファンであったが、安藤はこのクワンを越える滑り全体の美しさがある。安藤は日本の少年女子の選手だけでなく、日本を代表する選手なのである。今年3月の世界選手権にどのような活躍をするであろう。まだ安藤美姫は17歳の春なのである。森本貴幸君、安藤美姫さんとすばらしい若者が登場してきた。

    ・久々の 世界の女王が 誕生か 17歳の 春ようよう

     


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石田ふたみ