2004年12月20日(月) |
生活に工夫が必要な時代 |
国の財政の悪化がじわじわと国民の負担となって現れて来る。財務省は2005年度予算の財務省原案がまとまった。歳出を切り詰める一方、実質の増税を見込み、歳出、歳入両面から家計に負担増を求める内容となっている。家計の負担増となる内容を少し拾い出してみよう。 1、年収700万円サラリーマン世帯(専業主婦、子供2人)の「モデル世帯」の税と社会保障の負担額は、2005年、2006年にそれぞれ年4万9000円ずつ増える。 2、来年4月に雇用保険料が引き上げられ、月400円の負担増になる。 3、専業主婦への特別控除が来年6月から原則廃止され、年2万8000円の負担増。 4、厚生年金保険料は、来年9月にも月800円増える。引き上げは2017年度まで毎年続く。 5、65歳以上の所得を一律50万円控除している老年者控除は廃止、公的年金受給額に応じて所得が控除できる公的年金等控除が縮小され、所得税がかからなかった年金収入365万円の夫婦で、年6万円の所得税がかかる。 6、年金収入が245万円の夫婦世帯では、2006年度は年間で約8500円、2007年度は約1万7100円、2008年度以降は約2万5600円の個人住民税がかかるようになる。 7、特別養護老人ホームなどの施設入所者の食費と居住費が原則として自己負担になり、月平均3万円程度の負担増になる見通し。
上記のうち最も負担が重いのは、特別養護老人ホームなどの施設入所者の食費と居住費が原則として自己負担(現在は10%負担)になることである。現在の入所費用平均8万円が3万円(以前の報道では4〜5万円の負担増と出ていた)増えて11万円になることだろう。生活に根本的な工夫が必要な時代になって来た。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森494 2004年12月20日
子どもの喘息、史上最高を更新 文科省調査 今日は今月3回目の「水と健康」の勉強会をした。一定の講義を聴くという形式でなく各自の質問を友人の通称水博士が答える形で進めた。この話の中で、クラスターの小さな水(ここでは良質な水とする)を飲みお風呂に使うことによってアトピー性皮膚炎が治った事例の説明があった。子供のぜんそくやアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患は深刻な問題である。参加者の一人から貴重な指摘があった。「いびきをかく子供は口をあけて寝るため喉から菌が進入して喘息になる」という。
文部科学省が16日公表した04年度学校保健統計調査によると、ぜんそくの子どもの割合が小中学校・高校で、統計を取り始めた67年以降、史上最高を更新したという。ぜんそくの子どもの割合はおおむね増え続けているのだ。「今年度は、幼稚園が1.3%と前年度から0.2ポイント減ったものの、小学校は3.1%と初めて3%台に乗り、中学校も2.4%で、ともにこれまで最高だった03年度を0.2ポイント、0.1ポイント上回った。高校も1.5%とこれまでの最高(02年度1.4%)を上回った」(12月16日・毎日から)子供のぜんそく・アトピー性皮膚炎は食・水・生活空間などが複合的に絡み合って発生している。現代の社会で健康を維持するには、一定の知識が不可欠なのである。
・現代の 生活営む 環境で 健康維持する 知恵学ぶべし
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