『日々の映像』

2004年12月16日(木) 人生の(女性の)価値観

 ここで人生の価値観を説こうとしているものではない。反面教師としてこれで良いのかというテーマを提示したいのである。大学の女性研究者は「未婚・子供なし」が約半数であるという。「結婚や出産をためらう女性研究者が、民間企業ではこの20年間で急減したのに、大学ではあまり変化せず、半数が子供を持たずに終わるという実態が、研究者団体による初の大規模調査で明らかになった」というのだ。
  
 ここ数年、若手研究者のポストが終身雇用から任期付きへ移行するなど、実績を上げないと職を失う傾向も強まっており、研究者同団体は「適齢期に出産や育児の休暇を取れない状況が一層深刻化している」という。調査は、24学会が加盟する「男女共同参画学協会連絡会」が実施。仕事と家庭生活に関するアンケートを理工系の39学会の全会員に送り、約1万9300人が回答した。細部は省略するが結論としては女性研究者のほぼ半数が未婚で、子供を持たないという。適齢期に結婚・出産・育児の休暇を取れないという環境があるのかもしれないが、その女性研究者の人生の価値観によるところが大きいと思う。価値観というより結婚相手を見つけられないのが実態かもしれない。この記事を読んで「ゴンドラの唄」を思い出した。女性が男性を引き付ける期間は短いのである。
メモ ゴンドラの唄の歌詞
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癒しの森490                            2004年12月16日

               生命(遺伝子)の暗号

  昨日推薦図書の中に村上先生の「生命の暗号」を挙げた。私が村上先生の存在を強く意識したのは1997年であった。同年11月30日の日々の映像に「心の働きと生命の暗号」と題して記述した。ここで記述したいのは、言葉として分かっていることと、実感として分かっていることは天地の差があるということである。2004年11月2日村上和雄先生の講演「宇宙から生まれ、宇宙へ帰る」を聞いて少々記述した。以下の先生の説明を実感として分かれば素晴らしいと思う。

 「私たちの身体を構成する元素は、すべて地球の元素に由来する。地球の無機物を植物が摂取し、その植物を動物が食べ、私たちは、それらの植物や動物を食料として摂って生活している。高齢者といえども、身体の細胞は絶えず凄いスピードで入れかわっている。地球の元素はどこから来たのか。宇宙から来たのである。したがって、私たち生き物は、すべて宇宙の星くずの一片である。私たちの身体は地球から、さらに宇宙からの借り物であるといえる。借り物である証拠に一定期間借用して、全員返却しなければならない。返却した身体は、大気や地球の元素に還元され、もう一度地球上の生物の身体に帰ってくる。・・・・・遺伝子暗号解読の現場で感じた、いのちの素晴らしさ、また眠っている良い遺伝子を目覚めさせる方法について語りたい」(講演の骨子から)

 ・感嘆と 驚嘆伴う 遺伝子を 生み出す宇宙の サムシング・グレート
     


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 メモ ゴンドラの唄
【作詞】吉井 勇
【作曲】中山晋平
【MIDIデータ作成協力】Iwakichsky

1.いのちみじかし 恋せよおとめ
  あかきくちびる あせぬまに
  赤き血潮の 冷えぬまに
  あすの月日の ないものを

2.いのちみじかし 恋せよおとめ
  いざ手をとりて かの舟に
  いざ燃ゆるほほを 君がほほに
  ここには誰も 来ぬものを

3.いのちみじかし 恋せよおとめ
  波にただよう 舟のように
  君が柔手(やわて)をわが肩に
  ここには人目の ないものを

4.いのちみじかし 恋せよおとめ
  黒髪のいろ あせぬまに
  心のほのお 消えぬ間に
  きょうはふたたび 来ぬものを
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メモ 心の動きと生命の暗号の引用(癒しの森から)
 

2004年02月08日(日) ガンも気(心の動き)が重要な要素

 過日友人と懇談したが1月22日に書いた「病気と気力」が話題に上った。実はこれを書くまで、ストレスが糖尿病の原因になることに強いイメージは持っていなかった。そのことを話すと、友人は「ガンもストレスから」との話をしていた。ガンとストレス(心の働き)が密接な関係にあることは、1997年11月30日に書いた「心の動きと生命の暗号」で理解していたのでを引用したい。

 「30年のキャリアを持つ臨床医(森田修平氏)が、日本の遺伝子工学の第一人者といわれる村上和雄筑波大教授の著書『生命の暗号』の要旨を説明していた。(月刊誌・潮・12号)やや長いが引用したい。
・・・・人間の体は約1兆個の細胞から出来ており、1日のうち約1兆個の細胞が死に、同じく1兆個の新しい細胞が生まれる。その細胞は全部同じ遺伝子を持っているが、村上教授によればその中の良い方向に働く遺伝子と悪い方向に働く遺伝子があり、それらの遺伝子が時によっては、オン(ON)になったり、オフ(OFF)になったりする。ガンの場合も、体内にガンになる情報を持つ発ガン遺伝子と、それを抑えるガン抑制遺伝子がある。普通はその両方がバランスよく働いているためにガンにかからない。それが何らかの原因によって、発ガン遺伝子がオンになり、ガン抑制遺伝子がオフになるとガンになる。その遺伝子をオンにしたりオフにする力。村上教授は物事を良い方向に前向きに考えるプラス思考か、悪いほうに考えるマイナス思考かという心の働きが大きく影響を持つと考える。プラス思考の人はいい遺伝子がオンになって働き、悪い遺伝子はオフになって働かない。マイナス思考に人はその逆になる。長年の研究の結果相したことが分かってきたというのである・・・・ ここでは心の持ち方、心の働きが遺伝子に大きな影響を与えるとの指摘である。物事に対していかにプラス思考を行うか、これはよく言われることであるが、心の持ち方が遺伝子にも影響を与えるのであるから、肉体と心は一体であるといえる。心がマイナス思考であれば汝自身の肉体まで蝕むことになる。年齢より若い人もおれば、その逆もある。これらも、その人の心の持ち方が細胞次元まで影響を与えている証拠なのだろう」(日々の映像から引用)
  
   ・不思議なる 心と体の メカニズム 心の波動が 細胞までに
     


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石田ふたみ