『日々の映像』

2004年11月03日(水) 34万人の妊娠中絶

  厚生労働省が発表した「平成15年 人口動態統計」によると、平成15年の出生数は112万1000人、死亡数は102万5000人であることが分かった。出生数は昨年より3万3000人の減、死亡者は昨年より4万3000人の増である。そして2006年つまり2年後人口1億2770万人から人口は減り続け2100年における人口は約6000万人に半減すると予想されている。政治はこの人口減の流れを食い止めることが出来ないでいるのだ。それでいて、政治家は国内に新規の道路を作ることに懸命なのだから滑稽といわねばならない。
  
 厚生労働省の「母体保護統計」によれば、人口妊娠中絶は全国で34万件前後もあるのだ。この中絶が仮に出来ないとすると、出生数は146万人(112万+34万)になる。日本の人口は妊娠中絶によって減少していくとの見方も出来る。過去のさまざまな統計が記憶に残っている。理想の子供の数は3人としながらの多くの家庭は2人で止めてしまう。その理由は「教育にお金がかかるから」なのである。高校・大学と父兄に耐えがたい負担を求める現在の教育体制を、根本から変えないと人口減は止めることが出来ないと思う。日本は国・地方の税金と特定財源で11兆円の道路予算がある。人間が大幅に減少して行くと言うのに、道路だけ作ってどうすると言うのだ。
メモ   十代の人口妊娠中絶
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癒しの森 446                          2004年11月3日

          20名参加のうどんの会

 20名少々参加のうどんの会を11月7日に開くことになった。この日は交流している木村かおるさん(プロフィールはメモ欄)の日程が空いたので、急遽開くことにした。最近のうどんの会は、うどんに加えて発芽玄米ごはんが登場する。発芽玄米ごはん初めて食べる人は、感激に近い美味しさを感じるのである。今日も若い女性2人が始めて食べて「美味しい」と感嘆していた。この調子であると、うどんの会の看板を下ろして、発芽玄米ごはんの会にしなければならないようだ。

 今回のうどんの会は、メモ欄の通り食事を挟んで前後30分声楽家(ソプラノ)の木村かおるさんから、里の秋、赤とんぼ、初恋、ペチカなどの親しみ深い歌を歌ってもらう。食事の時間を使って、初めて参加する10人あまりから、2〜3分のスピーチをお願いしている。木村さんの明るく爽やかな歌声と、参加者のスピーチで癒しの薫風が流れ通うことだろう。

 ・発芽した 玄米ごはんの このうまさ うどんを下して いまや主役に
     


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メモ 十代の人口妊娠中絶
 人口妊娠中絶に補足を加えておきたい。上記34万の妊娠中絶の内03年度の20歳未満の中絶は計4万475件であるという。(8月31日・日経から)年齢別では「19歳が約1万4600件と最も多く、18歳約1万1100件、17歳約7900件と続き、15歳未満も483件あった」(08:31 日経)10代女性の身体と心を傷つける中絶の減少を母子保健10カ年計画で目指しているが10年前の約2倍となっている。 この数は19歳の女性の50人に1人、18歳だと64人に1人の割合というショッキングな数字となっている。
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           う ど ん の 会
                     主催 ヘルシー・ライフの会
会場    石田宅
日時    11月7日午前11時開場 11時30分開始
会費    200円
プログラム
1、開会の挨拶・進行   石田道子

2、 第一部 (11時30分〜12時)
  1、里の秋
  2、赤とんぼ
  3、初恋
  4、ペチカ

3、食事と懇親会・参加者の紹介  (12時〜13時)
  1、一二三うどん・てんぷら  
  2、発芽玄米ごはんと漬物

4、 第二部 (13時〜13時30分)
  1、私の大好きなお父さん(オペラ アリアから)
  2、涙そうそう
  3、母

5、閉会の挨拶   

*木村かおるさんのプロフィール
 いわき常磐湯本町生まれ。国立音楽大学声楽科卒業。南会津高校・只見高校の音楽教諭を経て、結婚後新潟市に在住。新潟大学医学部教授のご主人の協力を得て音楽活動を展開。昨年に続いて、今年2回目のリサイタルを巻町カープドッチ・ワイナリーで開催し、来年には西新潟会館で開催予定。日常的には老人ホーム・各学校で心温まるコンサート活動を展開している。木村さんの歌は明るく希望に満ちている。ライフワークにしている愛唱歌「母」の歌を聞いて涙ぐむ外国の方も多い。





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石田ふたみ