2004年09月06日(月) |
学校占拠事件死者330人行方不明者260人 |
今日もこの事件を書かざるを得ない。どうしてこれだけの惨事が起こるのだろう。5日23時現在の情報をメモすると次の死傷者なのである。 死者 330人・・・うち子供155人 行方不明 260人・・・ 負傷者 704人・・・うち子供259人(スポニチから) 報道によれば更に死傷者数が増える可能性がある。僅か学校という空間で行方不明者が260人もいるとはどういうことなのだろ。テロの死傷者が1000人を超す空前の惨事となっている。安易な推定は出来ないが、射殺された犯人グループの26人は生きて帰れるとは誰も持っていないと判断できる。明らかに自分たちの死をもってプーチン政権に打撃を与えようとしていると捉えることが出来る。今まで何回も「プーチン強権政治の代償」との視点で書いてきたが、今回の学校占拠事件は、プーチン露大統領が強権体質を強める中で発生しているのだ。反政府勢力との交渉の糸もなく問答無用の殺し合いである。治安当局は連邦軍計どれだけ動員しても所詮点と線の警備でしかない。反政府勢力のテロ攻撃はやり放題の様相を呈しており、治安機関の無能ぶりが露呈している。 プーチン政権は有効な対策を打ち出せないまま立ち往生しているというのが実態のようだ。なんとしても、チェチェン独立派との交渉の糸を作るべきでないかと思う。これが出来るまで、ロシアは毎月のように世界を驚愕させるテロ攻撃を受けるだろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森383 2004年9月6日 私の後半生を飾るもの
癒しの森をポプラ社に出品して、ある種の感慨に浸っている。それは人の生活の中で文化的なものを持つことが、どれだけ人生を飾るか分からないという実感である。癒しの森にどれだけの読者が着くか分からない。8月2日に公開されて僅か4日間であるが、ポプラ社の表示の通り20人の方々が読み、掲示板に感想を書いたくれた人が2名、私に直接メールを送ってくれた人が3人いた。以前短歌に書いたことがあるが、文化的なものが人と人を結び付けていくものである。今日はエンピツの時事・社会部門で一番読者の多い「あんた何様?」の作者名塚元哉こと阪口さんから送られてきたメールを紹介させていただく。
「毎日、『日々の映像 』と『癒しの森』を読ませて頂いています。石田さんの日記には共感するところが大変多く、1日分につき、最低1度は「おっしゃるとおり!!」と膝を打たせていただいています。1日の文章の長さも、長すぎず短すぎず。また文章も大変お上手でいらして、とても理解しやすいです。先日は、無断でリンク集に登録して申し訳ございませんでした。ポプラ社の「癒しの森」は、一昨日に読みにお伺いしました。懐かしい話などその時の事を思い出しました。・・」 今書いている1日1枚の日々の映像と癒しの森が私の後半生を飾ることになる。 ・人と人 新たな出会いを 誘うは 小さな文化が その道しるべ (短歌は2004年6月2日の再掲)
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