| 2004年08月26日(木) |
ロシアで同時テロ 89人が死亡 |
ロシア南部で24日モスクワ発の国内線旅客機2機がほぼ同時に墜落、乗客乗員計89人全員が死亡した。連邦保安局は、国際テロ集団のアルカイダとも関係があるチェチェン共和国の独立派武装勢力による同時テロとの見方を強めている。旅客機に対するテロとすれば01年9月の米同時多発テロ以来のことになる。
この旅客機同時遭難事件で、「プーチン大統領は即座にテロ犯行を視野に入れた連邦保安局(FSB)の捜査を命じた」(毎日から)という。事件は01年の航空機乗っ取りによる米同時多発テロを連想させ、南部チェチェン共和国の独立派武装勢力の関与が取りざたされている。同勢力の過激化を懸念するロシア社会の不安動揺は一層増幅されることになる。
以前「プーチン強権政権の代償」と題してチェチェン共和国の独立派武装勢力のことを書いたことがある。人口100万人余りのチェチェンを力で叩き潰した代償は余りにも大きいと思う。テロ事件はモスクワを含め拡大する一方である。アテネ五輪の最中で最高レベルの警戒態勢だったはずのロシアで、やすやすとテロに見舞われたことに大きな衝撃が広がっている。改善されない治安悪化が大統領支持率低迷につながる気配なのである。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森372 2004年8月26日
男子100キロ超級の鈴木桂治(24)が金メダル まさにゴールドラッシュが続いている。8月16日から毎日金メダルに輝いた人のことを書いているが、柔道最重量級の金メダルは、6月21日のことだった。
ニッポン柔道の完全復活はすごい。男子100キロ超級の鈴木桂治(24)が16年ぶりの最重量級金メダルをもたらした。 最後の必殺は小外刈りだった。優勝候補筆頭といわれたトメノフが、鈴木の得意技でズシンと音を立てて畳に沈んだ。鈴木桂治は両手を上げて「雄叫び」をあげた。鈴木桂治の金に輝くまでの訓練の凄まじさが、スポニチに出ていたが勝とうとする執念に敬意を表したい。鈴木は100キロ超級では目立って小柄なのである。その鈴木が大男たちを次々となぎ倒した。「柔よく剛を制した金メダル」(スポニチから)は、実に16年ぶりに日本に戻った最強の称号なのだ。
柔道男女計14種目のうち、金メダルは実に8個を数える。日本の金メダルが開催種目の半数を超えたのは、五輪競技に採用された1964年東京大会以来の快挙なのだ。 ・柔道の 完全復活 目覚しく 今ここに 強さの象徴 鈴木のメダル
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