『日々の映像』

2004年08月20日(金) あの日(7/20) 足立区は42.7度だった

 気象庁によれば、東京都の年平均気温は、 この100年間で約3.0℃上昇したという。地球温暖化に起因する気温上昇は100年間で約1℃と言われており東京都の気温上昇がいかに異常であるかが分かる。いうまでもなく都心ほどビルや車の排熱が激しくヒートアイランド現象が顕著となっている。今年の異常ともいえる最高気温を書き残しておきたい。7月20日東京・大手町で観測史上最高の39.5度を記録した。ところが、この日、足立区江北では「最高気温が42.7度に達していたことが、都環境科学研究所の調査結果で分かった」(8月16日・朝日から)という。

 気象庁の観測と条件が異なるため、参考値だが、同庁観測の国内最高記録である山形市の40.8度(33年7月)を上回ったのである。都環境科学研究所は02年から、ヒートアイランド対策として、23区内の小学校106校で気温と湿度を観測。7月20日はフェーン現象などの影響で都内の気温はぐんぐん上がり、足立区に加え、荒川、渋谷、新宿など12区計28地点で40度を超えたという。もはやここまで来ると、人間が住める限界を超えていると思う。巨大なビルの空調は、巨大な廃熱が生じる。一極集中の都市のあり方が問われると思う。
―――――――――――――――――――――――――――――――
癒しの森366                           2004年8月20日

         日本男子体操団体、28年ぶり金

 アテネ五輪第4日の体操の男子団体総合決勝が行われ、日本は最後の種目の鉄棒でルーマニアを逆転し、2位の米国に0.888点差をつけて優勝した。同種目としては76年モントリオール大会以来28年ぶり、体操全体では84年ロサンゼルス五輪の男子個人総合、同種目別つり輪、鉄棒以来20年ぶりとなる金メダルで、「体操ニッポン」の復活を果たした。

 日本の体操は過去、全競技の中で最多の27個の金メダルを獲得したお家芸。76年モントリオール大会で団体総合5連覇を果たし、計8個の金メダルを獲得した加藤沢男ら幾多の名選手を生んだ。しかし、80年モスクワ大会のボイコットによる不参加を境に次第に下降線をたどり、アトランタ、シドニー両大会はメダルなしの惨敗を喫した。

 最も注目を集めた選手は塚原直也選手(27)かもしれない。「『体操をやる』そう息子が口にした日から16年。一家の夢がかなった。『偉大なメダリストの父に一歩近づいた』28年ぶりに五輪の金メダルを勝ち取った体操の男子団体。塚原直也選手(27)は3回目でついに表彰台の真ん中に立ち、親子で「金」を手にした」(17日・朝日から)5つの金をはじめ計9個のメダルを誇る塚原光男さん(56)。母、千恵子さん(57)も五輪の体操代表だった。塚原2世である直也選手(27)が頂点に駆け上がった。

   ・低迷を 一気に破り 金メダル 光り輝く 若者達よ    

     

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ