| 2004年08月14日(土) |
新たな太陽熱発電に成功 |
美浜原発の蒸気噴出事故は、一人関西電力の安全管理の欠落に止まらず原発の将来的な可否の論議にかなりの影響を与えると思う。7月25日風力エネルギーのことを書いた。特定の集団の利益を全く考えず、真に地球環境を考えていくのであれば、ドイツのように必然的に風力と太陽光発電に国を挙げて取り組むことになると思う。 環境問題で有名な米国のレスター・R・ブラウン氏のリポートによれば、豊富な風力エネルギーを活用すれば、国全体の電力需要を賄うことができるというから夢のような話である。 今月初めに新たな太陽熱発電の成功が報道されていた。「東北大環境科学研究科(エネルギー環境学)の研究グループは3日、太陽電池や燃料電池よりも1.5―2倍も発電効率が高い太陽熱発電システムの開発に、世界で初めて成功した」と発表している。今回開発したシステムは、太陽熱で温めた水で液体の代替フロンを120度以上に加熱、細いノズルからガスを高速で噴出させてタービンを回すというものだ。これによると太陽エネルギー量を電気エネルギー量に変換する発電効率は、太陽電池方式が約8%に過ぎないのに対し新方式は約20%と高いという。太陽エネルギーの20%を電気に変換できれば、石油・原子力など使う必要がなくなるのだ。新太陽熱発電をハイブリッド自動車への搭載も目指すという。ガソリンを使用しない自動車が走る時代が来るのだろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森360 2004年8月14日 発芽玄米ご飯が取り持つ絆 7月27日「発芽玄米ご飯の係り」と題して、1日8個のおにぎりを運ぶ羽目になったことを記述した。この発芽玄米のおにぎりを同じ病室の大塚友恵さん(高校2年生)の両親にも食べていただいた。おにぎりという小さな食文化が動機となって、思いもよらない人と人との絆が結ばれるものである。 8月12日アッと驚くような大量のユリの花が贈られてきた。長さが1メータ余りの立派なカサブランカを中心に箱の中には30本も入っていた。当然両親の配慮であろうが、送り主は大塚友恵さんで手紙にはこのように書いてあった。
「暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。入院中は大変お世話になりました。石田さんからいつも励まして頂き、とても元気が出ました。退院してから、石田さんに会えなくなってしまって寂しいです。私も石田さんのような優しくて笑顔の暖かい大人になりたいです。またいつかお会いできたらうれしいです。お体に気をつけてお過ごしください。本当にありがとうございました。」 詳しいことは省略するが、大塚友恵さんと我が家の交流は年々歳々続いていくことだろう。 ・喜びが 溢れるような 妻の顔 ユリの香届く 乙女の真心
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