| 2004年08月12日(木) |
美浜原発事故 関電が点検指摘9カ月無視 |
事故2日目、大事故の原因が明らかになってきた。関西電力(関電)の安全管理に対する無責任な姿勢が天下に白日の如くさらされている。安全管理の無責任な姿勢が4人の作業員の命を奪ったのだ。 何しろ、破損により高温高圧の蒸気を作業員に浴びせかけた配管部分は、本来は点検の対象になるはずだったにもかかわらず、「76年12月の運転開始以来27年間、1度も詳細な点検は行われていなかった」(11日スポニチから)というから驚きである。点検作業を委託していた下請け会社から昨年11月、この点検漏れを指摘され、ミスを認識。にもかかわらず、今月14日から予定の定期検査まで、先延ばしにしていたというからまさに人災である。
美浜原発は運転してから30年近いのである。原発に寿命の定義はないが、30年間の運転や経年劣化を仮定して設計しているという。このため国は、「運転開始から30年を迎えるまでに、その後も30年間運転した場合を仮定し、技術的な安全を評価するよう、各電力会社に指示してきた」(11日産経より)という。平成2年三菱重工業が、指針に基づいた点検を開始、この時は「減肉」の恐れのある場所とされたのは約5800ヵ所」であったという。これだけの数であれば作り直すようなものだ。点検一部取替え程度であると、何時どこから蒸気が吹き出してくるか分からない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森358 2004年8月12日
いつもの玄米の注文
我が家ではもう7−8年前から、山麓の熊出という小さな集落からコシヒカリを買っている。この区域一帯の地質調査をしたことがあり、すべての小沢を含む上流に鉱山の跡地がないのである。イタイイタイ病で有名な米のカドミウム汚染は、上流の元鉱山が汚染源なのだ。そこからカドミウムが運搬されて農地が汚染されているのだ。この問題は日々の映像で何回も記述してきたが、出来ればカドミウムに汚染されていない米を食べた方がよい。
日本の米のカドミウム濃度の安全基準は1PPMとなっている。世界の安全基準はEU 0.1/韓国0.2/豪州0.1/タイ0.1/台湾0.5/中国0.2/などとなっている。日本はカドミウム汚染米が多く、安全基準を暫定的でも0.2PPMに落とせないのである。情報は官に隠されているが、韓国なみの0.2%の安全基準にしたら、30〜50万トンの米を焼却処分しなければならない。加えて該当農地土壌の入れ代えも必要をなってくる。なんだかんだと理屈をつけて、一定の汚染米を国民に食べさせる官僚の神経が分からない。
・現代は あらゆる食に 汚染あり わが身を守る 知恵これ大事
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