| 2004年08月02日(月) |
奇奇怪怪な派閥会長の辞任 |
自民党橋本派会長の橋本龍太郎元首相は30日の派閥の議員総会で、日本歯科医師連盟(日歯連)から1億円の小切手を受け取りながら政治資金収支報告書に記載していなかった問題の責任をとって、派閥会長を辞任するとともに、派閥を離脱する意向を表明した。複数の橋本派幹部が「平成研の会計責任者から『元首相から小切手入りの封筒を受け取り、換金して派閥の口座に入れた』と説明を受けた」と明らかにしている。しかし、橋本龍太郎元首相は2001年7月に臼田被告らから1億円の小切手を手渡されたことについては、「率直に言って、思い出せません」「いくら考えても思い当たりません」と何回も言い切っているのだ。あくまでも事務局のミスにしようとしているようだ、これほどの不誠実な対応は無いと思う。政治資金収支報告書をなぜ、訂正したのかという質問に対して「私は知らない」と言うのだから開いた口がふさがらない。 1996年から中選挙区制から、小選挙区制に変わった。これに伴い公認権を握る執行部に権限が集中し、派閥の存在意義も薄れた。小選挙区制は、派閥が求心力を維持するために必要と言われた「カネ」「リーダー」「ポスト」を奪う流れになったのだ。橋本元首相は辞任したが、派の後継会長は決まっていない。最大派閥のトップが不在という異常さだ。派閥政治の終焉と理解すべきなのだろう。橋本派の危機は一方では自民党の危機でもある。こんな奇奇怪怪な派閥会長辞任劇を見ていると、政権交代の足音が聞こえて来るようだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森345 2004年8月2日
イチロー月間50安打3回の大リーグ新記録
2004年5月24日イチロー2000本安打達成したことを書いた。今のペース(1年200安打)だと35歳以前で3000本安打に到達する。これがいかに偉大な記録であるかは、5月24日に書いたように、大リーグ100年の歴史の中で僅か3人しかいないのである。ともかく、イチローは、アメリカ球界にその名を燦然と残すことになる。
イチロー外野手は7月31日、エンゼルス戦に「1番・右翼」で先発出場、6打数3安打1打点の活躍で、7月の安打を51本とし、月間50安打以上通算3度の大リーグ新記録を樹立した。月間50安打は、ピート・ローズ氏(1941年4月14日生、内野手、外野手、通算安打4256本・打率0.303)が過去に2度マークしていた。イチローはメジャー1年目の2001年8月(51本)、今年5月(50本)に月間50安打を記録。シーズン2度の50安打も大リーグで初めてなのである。打率を3割4分6厘に上げ大リーガー首位打者も射程圏内に入ってきている。 ・空前の ヒットを放つ イチローの 誇りに燃える 記録の花道
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