『日々の映像』

2004年07月03日(土) 国及び自治体の借金1000兆円突破 

 久しぶりの国と地方自治体の今年3月末の借金を整理しよう。
国債と借入金の残高    703兆円    前年比34兆円増。 
財投債(政府保証債務)  92兆円    前年比16兆円増
政府短期証券        86兆円    前年比28兆円増
地方自治体の借金     200兆円   
   合計          1081兆円

 今春まで円安を防止するため巨額の為替介入が続いた。この円資金を調達するため発行するのが政府短期証券だ。よって、この28兆円増はドルが担保されているので、厳密の意味での借り入れ増とはならない。財投債は基本的に返還されるもので、国民の負担にならないと説明するかも知らない。しかし、財投債を発行して事業を行なう道路公団のような特殊法人も、なんだかんだと税金を使っているのだ。 財務省は6月29日、財政投融資を活用している特殊法人など28機関に関して「将来にわたって5兆7190億円の国民負担が必要だ」(6月29日朝日)とする「政策コスト分析」を発表している。要するに、国・地方自治体の借金1000兆円は、じわじわと国民に負担となって現われて行くのである。国民全体の平均としては、健康保険、年金保険料などの負担増で、実質的な所得増は望めない時代に入ったといえる。
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癒しの森315                           2004年7月3日

      ジョンソン投手:史上4人目の4000奪三振

 7月1日にどんなテーマを書いていくのかを箇条書きで整理した。今日は「ジャンルは問わず素晴らしいと思うこと」の視点で書きたい。
 米大リーグ、ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン投手(40)は29日、アリゾナ州フェニックスでのパドレス戦で史上4人目の通算4000奪三振を記録した。この奪三振の記録で桁外れの記録を残したノーラン・ライアンという人がいたのだ。奪三振記録の偉大なピッチャーを掲げよう。
1位  ノーラン・ライアン(1993年引退)        5714
2位  ジャー・クレメンス(アストロズ)         4200
3位  スティーブ・カールトン(引退)          4136
4位  ランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)  4000
 今後ノーラン・ライアンのような人が出ないのだろう。ノーヒット7回、奪三振記録5714個、実働年数27年、46歳まで現役を続け、引退する最後の年(1993年)も160キロ近い剛速球を投げ込んでいたというから驚く。人間の可能性の大きさを証明したような人である。まさに伝説の投手である。インターネットでこの人の投球を見た。詳しくは文章で表現出来ないが100マイル(160キロ)を超える剛速球はボールが爆発するように見えるという。ギネスブックでは1974年に出した100.9マイルが記録されている。
 5月20日にクレメンス投手(40歳・5月 4日現在315勝)と ジョンソン投手(40歳 5月 4日現在315勝)のことを書いた。今後も時折この2人の活躍を掲げ心から讃嘆したいと思う。蛇足となるが人の素晴らしさを讃嘆しない人がいる。このような人は、心が貧しいと言わねばならない。

 ・現役で 偉大な投手 ここにあり 何処まで残す 2人の偉業
     



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石田ふたみ