『日々の映像』

2004年06月20日(日) 治療法選択、「医師より自分」が半数:意識調査

 昨年2月妻が顎がんで手術をした。がんは治癒したのであるが、歯茎の補強のため今月末に入院して手術する。すこし気の弱い人だと、手術の内容を聞くだけでざわざわとする。妻の姉は、手術はしなくても・・・との意見であるが、最終的には妻自身の判断によるしかない。

 6月17日の朝日新聞で日本製薬工業協会のシンクタンク「医薬産業政策研究所」の意識調査が報道されていた。自分の病気の治療方法について、「自分で選択したい」と積極的な関与を望む人が半数を占めているとのこと。積極型が、「医師の説明を納得して受けたい」という「受け身型」よりも高い割合を占め、治療方法は、医師任せでなく自分で決めたいと願う人が多数派になりつつある現状が浮き彫りになったという。

 妻の病気友達の中に放射線治療をガンとして拒否する人がいた。自分で選択したいというような明確な意思を持つことは、その人の生きる力のように思う。この人は元気でピンピンしている。60代以上で受け身型の人は「すべて医師にお任せする」と答えるが、この姿勢は無智と人間的な弱さを感じる。妻の入院は自分でベストと判断したことであり、気持ちよく大学病院に送り出そうと思っている。
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癒しの森302                           2004年6月20日

              よく眠ること
   
 昨夜から私と妻は、福島県の猪苗代に居る。次男夫婦(孫2人)の招待で猪苗代ウイングタワーホテルに宿泊している。今回は2泊の予定。昨夜は次男夫婦と夜遅くまで懇談した。メインはインターネットの世界、100円の価値、たばこを吸う次男の禁煙の説得などであった。ひょっとする禁煙の説得は成功の可能性がある。

 朝散歩から帰り食事が終わると、妻と次男夫婦と孫達はホテル内の施設に行ったので、私だけ部屋に残って2時間余り眠ってしまった。6月7日に書いた友人との旅行の時も良く眠った。電車の中でも眠る機会があり、夜は一番早く眠ってしまった。旅行が終わりに近くなった時、疲れた表情の友人もいたが、私は普段より多く眠ったのですっきりしていた。

 過日私がお世話になっている伊藤公認会計士事務所の伊藤先生と健康の関する懇談をした。一定の年代になると眠りが浅くそして短くなるのである。極端な老化の進行は、浅く短い眠りにあるといっても過言でない。見方を変えれば、60歳以上になってよく眠れることは健康の証といえる。そのためには、飲み物を含めた生活の智慧が必要である。睡眠が健康に取って最重要であることは誰でも知っている。しかし、この単純なリズムをしっかりと守ることが案外と難しいのである。

  ・生体の リズムを守る 睡眠を しっかり取らねば 老化駆け足
     





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石田ふたみ