| 2004年06月10日(木) |
三菱自動車の運命は (2) |
6月3日「三菱自動車の運命は」と題して少々書いた。この時点でリコー隠しが全て明らかになったのだと思っていたが、なんと新たに明らかになった不具合は計93件もあるという。この中で、車両火災につながった重大なケースが数件含まれていたことが分かったのだ。
石原伸晃国交相は8日の閣議後会見で「後から後から出てくる。会社の責任で毎週1回、不具合情報や調査結果を社会に公表するよう三菱ふそうと三菱自両社に指示した」(毎日新聞) との段階まできている。これだけの悪い情報が毎日のように流れては、販売の売れ行きが大幅に落ち込み、生産台数は能力の3割弱になっている。以下の報道は、9日のニュースの目次である。これだけ信用を失った現経営陣のもとでは、再建など出来るはずがない。もし出来ると思っているのであれば、砂上の楼閣に住むオメデタイ経営者である。
1、仙台市、三菱製バス購入中止 入札説明書で納入制限(河北新報) 2、三菱自再建策、三菱グループ1550億円増資引き受け(読売新聞) 3、ダイムラー、三菱自への補償請求を検討…品質問題で(読売新聞) 4、三菱自、ふそうから購入自粛 京都市「リコール隠し悪質」(京都新報) 5、兵庫県と神戸市が三菱製の車両の購入を見合わせる。(京都新報 6、県が三菱車購入中止 リコール隠し 「安全性に問題」(西日本新聞) 7、三菱自:全国の警察・消防に不買広がる(毎日新聞) 8、長崎県が三菱車購入停止 リコール隠しで、9カ月(共同通信) 9、三菱ふそう、原因調べず放置し車両火災も隠す(産経新聞) 10、三菱自の岡崎工場、金曜休業に 販売不振で生産調整 (朝日新聞) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森292 2004年6月10日
加害女児はホラーサイトの被害者
小学女児の殺人事件が明らかになった6月5日「加害女児11歳は、ホラー本(ビデオ・サイトを含む)などの悪書で精神を毒殺された被害者である」との捉え方をした。大学生ですら、不適切なサイドの影響を受けてスーパーフリーのメンバーのように女子大生を集団強姦(ごうかん)し、大学は退学、そして懲役10年の判決をうけるような事件を起こすのである。10歳の少女がホラーなどのジャンルの影響を受けないわけがない。有り得ないような殺し合いを発信するサイトは知的な毒薬を振り撒いているようにおもう。 加害女児が自宅のパソコンで、「同じクラスの中学生が最後の一人になるまで殺し合う小説『バトル・ロワイアル』や、バイオレンス、ホラーなどのジャンルのインターネットサイトに頻繁にアクセスしていたことが、長崎県警の調べで分かった」(6月9日・毎日から)という。これは十分に予測されたことだろう。女児はそのサイトの内容を項目別に整理して保存していたという。女児がこうしたサイトから暴力的な世界にのめり込んでいったのだろう。人間は善悪どちらにも変化する存在なのである。 ・殺人の 原因何かと 尋ねれば 町に溢れる 電波の毒薬
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