『日々の映像』

2004年05月22日(土) 三菱の新たな欠陥 ブレーキ破損の恐れ判明

 三菱自動車のタイヤ脱落事故のことは4月27日に書いた。戦前の名門「スリー・ダイヤ」の企業はもはや老化したよぼよぼ企業なのかもしれない。トラックのハブが壊れタイヤが脱落する欠陥の他に、プロペラシャフトが脱落する事故が続発していたのだ。シャフト脱落でエアブレーキの配管の破損でブレーキが利かなくなり、死亡事故が起こっていた。この欠陥を8年も隠ぺいしてきたというから驚くと共に、企業文化の貧弱さに驚くのみである。
 
 96年5月、社内の開発・品質部門責任者らによるリコール対策会議を開催。「重大事態を招く」との見解を得たが、隠して対応することを決定したと言うからどうにもならない。ようやくリコールを届け出るがその対象は、「クラッチ系統が生産台数約17万台▽トラックのプロペラシャフト約8000台▽観バスのプロペラシャフト約250台▽観光バスの駐車ブレーキ約4000台」とのことで来週にも国交省に届け出る。観光バスまで突然プロペラシャフトが破損して、ブレーキが利かなくなる危険があるというから驚くのみである。

 経営再建中の三菱自動車の04年3月期連結決算の最終(当期)赤字額が、「当初予想の720億円を大幅に上回り、2000億円前後に膨らむことが20日、明らかになった」(5月20日・毎日)という。これでは独ダイムラークライスラーが手を引きたくなる気持ちも理解できる。
――ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森273                           2004年5月22日

         癒しの森閉鎖のお断り(お知らせ)

 日々の映像に書いた癒しの森を独立したページ(30290)としていた。日々の映像には関心が少ないが、癒しの森は関心があるという読者がいました。同ページに1日20〜30名の訪問者があったのですが、以下の理由で閉鎖させていただきます。

・4月30日小説「愛のかたち」を癒しの森に掲載したことをお知らせしました。その後以前ここで紹介した青山亮子さんから長文な感想と意見を頂く。メールで意見交換した結果、小説「愛のかたち」を青山亮子さんとの共著で完成を目指すことになりました。よって、癒しの森(30290)を小説の草稿室にすることにさせて頂きました。横浜在住の大学4年の女子学生と新潟在住の初老の男性が、2人だけで開けるページを使って、小説を書こうというのだからネット時代の一つのドラマでもある。

・癒しの森に掲載した小説「愛のかたち」は、日々の映像の下段(1996年12月30日〜1996年10年21日)掲載しました。ここに掲載したものは草稿であり、これからかなりの加筆・削除があります。完成した部分はポプラ社のページに掲載する計画になっています。(日々の映像には掲載しません)

  ・連日の メールによって 詳細が 正しく伝わる ネットの威力
     


 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ