| 2004年05月04日(火) |
心の病対策、企業の義務に |
自由経済はある視点から見ればストレス社会なのである。労働者を対象にした調査では、仕事上の「強い不安、悩み、ストレスがある」と回答した人が60%を超えている。これらの背景から労働者の自殺数は、年間8000人前後となっている。
自由経済社会に於ける個人のストレスに対して、企業として一定の対策が取れるのだろうか。時代のニーズは変わっていくものである。厚生労働省は、企業が従業員のメンタルヘルス(心の健康)に配慮することを促すため、労働安全衛生法を改正する方針を決めたという。具体的には 従業員が抱える心の病やストレスの状況について、職場の上司や産業医が診断結果などを通して把握することを義務付けるものだ。今年夏ごろまでに内容を具体化し、次期通常国会に改正法案を提出する。
労働安全衛生法には「事業者は労働者の健康に配慮して、従事する作業を適切に管理するように努めなければならない」との規定がある。同省は、この規定を発展させ、従業員の「心身の負荷」を企業側が把握した上で、適切な措置を講ずるよう義務付ける方針なのだ。しかし、現実はなかなか難しい。「心身の負荷」は、人によって感じ方が異なるのである。労働安全衛生法の改正の有無に関係なく、ストレス社会に生きていくだけの心の整理がされることが最も重要ではないか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森255 2004年5月4日
クレメンスの絶好調で負けなし5勝
昨年、ヤンキースのクレメンス投手(40歳)が16連勝を含む20勝3敗という抜群の安定感で、エースとして君臨していたが引退した。この人の最後の試合をテレビで観戦して強烈な印象に残った。
引退して郷里に帰ったのであるが、地元チーム・アストロズに請われて入団、再び大リーガーに登場することになった。4月15日は開幕2連勝を達成し、なんと4月中に負けなしの5勝をしたのだ。40歳で大リーグトップの成績を残すのだからアッパレというほかない。
クレメンスは5月30日の5勝目で歴代15位の通算315勝目(160敗)を挙げている。ヤンキースの引退を撤回し今季アストロズに加わった同投手は、防御率1,95と絶好調というからまさに鉄人であり地元にとっては英雄である。(5月1日・時事通信社から)
・クレメンス 40越えても この力 リーグトップの 負けなし5勝
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