連日北海道警察の裏金報道が続いている。正式な言葉を使えば報償費不正支出疑惑である。これが北海道だけの問題なのか、全国的な問題なのか、どちらにせよこの問題の収拾には相当な時間がかかるようだ。何しろ警察組織が公金をごまかして使っていたのである。 北海道警の不正経理疑惑で、元釧路方面本部長の原田宏二氏(66)=元警視長=は4日、参考人として招かれた北海道議会総務委員会で、「旭川中央署長や北海道警本部防犯部長時代に裏金から受け取っていた交際費について、生活費に使うのも自由で、財布に入ると公私の区別はなかった」((3月4日毎日)と私的流用があった事実を認めた。
しかも出向経験のある警察庁や山梨県警、熊本県警でも裏金と推測される交際費を支給されていたことを明らかにした。よってこの証言に基づけば裏金は全国の警察組織で行われていたことになる。 一連の公金の私的流用に元幹部が言及したのは初めてになる。原田氏によると、交際費は「旭川中央署長時代は毎月5万円、防犯部長や釧路方面本部長時代は毎月7、8万円」(3月4日毎日)であったというから衝撃的な証言である。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 癒しの森197 2004年3月6日 文 化 的 な も の
文化的な要素を身に付けることがいかに大切であるかは、ここで改めて取り上げるまでもないが、ここでいう文化的なものとは、高次元のことでなくたとえば園芸をするとか、ケーキを作るとかなどの行為である。このような文化的な行為がなぜ大切かといえば、これらを通して人と人の交流が始まるからである。
昨年春、妻は退院してから今まで以上に園芸にいそしんでいた。そこに同好の人が2〜3人集まりいつも談笑していた。妻は、私が思っていたより元気になった。それには、園芸などを通して人との交流が一つの役割を果したと思っている。
今年に入って、妻の子供の時に食べたうどんの話と、中東のパンの作り方とが参考となって、試行錯誤の上思っても見ないほど美味しい、我が家しかないといううどんが完成した。詳しくは省略するが、ほぼ毎日私と妻の友人が2〜3人が食べに来るようになった。我が家に初めて来られる人もおり、我が家にとってザルうどんを囲んでの談笑の花は人生の一つの風韻だ。
・人と人 交流助ける 媒体は 生活支える ちいさな文化
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