『日々の映像』

2004年02月19日(木) 大分 ペットのチャボ相次いで死

 大分県九重町の民家でペットとして飼われていたチャボ7羽が相次いで死亡した。茨城県つくば市の動物衛生研究所は「鑑定で高病原性鳥インフルエンザへの感染が確認された」と発表した。国内での感染は、1月に山口県で79年ぶりに確認されたのに続き戦後2例目である。

 大分県畜産課などによると、発生したのは自営業者宅。庭で飼っていたチャボ13羽のうち、7羽が死んでいるのが見つかったものだ。 一緒に飼っているアヒル1羽も陽性の兆候があり、アヒルを含む14羽はすべて焼却処分にされた。

 鳥インフルエンザは昨年末に韓国で大流行したほか、ベトナムやタイ、インドネシア、中国などアジア各地に被害が拡大している。タイの野鳥保護区で、約800羽のコウノ鳥が鳥インフルエンザで死亡するなど、どのような広がりを示すのか見当がつかない。現時点は人から人への感染が確認されていないが、これがどうなるかが当面の焦点なのだろう。

 当面神経を使うのは小学校ではないだろうか。チャボを飼育している学校はいくらでもあるのだ。チャボから子供に感染する危険があるのだ。状況によっては「騒ぎが収まるまで飼うな」ということになる可能性がある。話は飛躍するが、背景にはウイルスと人類の戦いがあるのだ。
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 癒しの森181                          2004年2月19日
        天才の通信簿(3)「メンデル」 

 メンデルといえばメンデルの法則で有名な現代遺伝学の始祖である。しかし、グレゴール・メンデル(1822〜1884・オーストリアの生物学者)は、生きている間に評価されることはなかった。

 「メンデルは「Inspired Amateurs」の著者ガイナ・ケブィンによれば、高校教師免許試験にパスできなったという。メンデルはこの同じ試験に何度も失敗している。彼は尼僧院の片隅で豆科の植物の伝統的な実験を行い、その結果を最終論文として提出してが、失敗して学位は取れなかった。彼の理論だれ一人として注意を向けなかったが、幸運にも彼の論文120のコピーが残っていて、彼の死後、天才的な功績として認められるようになった」(引用書籍昨日と同じ)

 マイペデリアによると、メンデルは修道院の代用教員をしながらエンドウの遺伝の研究、いわゆるメンデルの法則を発見し1865年に発表した。しかし発表当時は同世代の学者から評価されず1900年まで無視された。高校免許試験に何度も失敗しているメンデルの論文として、まともに読む人がいなかったのだろう。

 ・万般の 先駆の人に 苦闘あり 遺伝の始祖は 死後での評価
     


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石田ふたみ