2004年02月14日(土) |
米、BSE調査を打ち切る |
日本政府は難しい判断を迫られることとなった。昨年12月下旬、西部ワシントン州で米国初の牛海綿状脳症(BSE)感染牛が確認された問題で、米農務省は9日、「感染原因などに関する調査活動を打ち切る」(2月10日・産経)と発表した。 日本と米国では牛肉に対する基本的な文化が異なっている。その典型が1月2日に書いたように病気やけがで正常に歩けない牛(へたり牛)が年間15〜20万頭も出荷されてきたのだ。しかし、牛海綿状脳症(BSE)感染牛の肉となると異常プリオンの混入が想定されるので、ことは重大な問題になってくる。 1月2日に記述したが、イギリスはへたり牛の前頭検査をしているが、米国では10%余りの検査体制しかないのだ。よって、過去に感染牛が出荷された可能性が推定されても止むを得ない。これも牛を年間4500万頭も処理する米国の実情からして、2〜3頭の感染牛が出たからといって、全頭検査をするなどいうことは合理性の面からいって考えられないのだ。 米国は調査開始から約1カ月半でBSE調査を打ち切ることになった。そして、感染牛以外は安全として「日本など主要輸入国に対し、米国産牛肉の禁輸措置を解除するよう働き掛けを強める」(共同通信)というから困ったものだ。 ――――――――――――――――――――――――――――――― 癒しの森175 2004年2月14日 元気で長生き10か条
長寿に関することをもう一回記述したい。NHK朝8時30分から生活ホットモーニングという番組がある。2月9日は「元気で長生き10か条」のタイトルであった。この10か条は後記のメモの通りであるが、2〜10まではおおよそ理解しているように思う。1番の「血液中のアルブミンの値が高い」ことという条件は、耳なれないことなので少々記述したい。
1、血液中のアルブミンの値 東京都老人総合研究所では、在宅で元気に暮らすためには3.8g/dl以下は要注意、必要と指導しています。血液中のアルブミンが少ないと(低たんぱく状態)、感染症にかかりやすい、ウツ状態になりやすいなど、問題が発生します。
2、血液中のアルブミン値を維持するために 動物性のたんぱく質1(40グラム):植物性のたんぱく質1(40グラム)を摂取しながら、バランスの良い食生活を心がけましょう。(生活ホットモーニングのページから)
イメージに薄かったのは4の「自分は健康だ」と思っている人が長生きをするというのだ。これは明らかに「気」が作用している。次に社会参加が活発な人が長寿であることは、補足するまでもないことだ。
・長生きの 秘訣は何かと 尋ねると 気の整えと 食のバランス ――――――――――――――――――――――――――――――――― メモ、元気で長生き10か条(ホットモーニングから) 1、血液中のアルブミンの値が高い 2、血液中の総コレステロール値は高すぎず低すぎず 3、血圧は高すぎず低すぎず 4、「自分は健康だ」と思っている 5、足が丈夫である 6、短期の記憶力がよい 7、太り方は中くらい 8、タバコを吸わない 9、お酒は飲みすぎない 10、社会参加が活発である
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