『日々の映像』

2004年01月10日(土) イランこんな時に人工衛星打ち上げ計画

 イランは今回の大規模地震で米国の人道支援を受け入れた。しかし、ハタミ・イラン大統領は米政府に感謝しながらも「支援によって(悪化したままの)両国関係が変わるものではない」(毎日から)と述べ、この動きがすぐに関係改善につながるとの見方を否定した。過去の経緯にこだわって、関係改善を拒否して何の益が有るのだろう。
 イラン通信(IRNA)によると、「イランのシャムハニ国防相は5日、今後18カ月以内に国産の人工衛星を打ち上げる計画がある」ことを明らかにした。 同国防相は「イランは、国産の衛星と打ち上げ施設により宇宙に踏み出す最初のイスラム国となる」と語っている。この方向に大いなる疑問を感じる。
 今回の地震で10万人以上が家を失い悲しみを抱えながら、「どうやって寒さしのぐか」と途方に暮れている。テント・医薬品・食料品・安全な水を届けるだけの国力がないのだ。そんな現実を前にして、人工衛星打ち上げ計画を発表するのだから、大衆から遊離した指導部といわねばならない。
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癒しの森142                           2004年1月10日
          サユリさんが全力で勉強した時
 
 昨日に引き続き若い人から登場していだこう。1月6日サユリさんの平和への願いの詩を掲載した。きょうは、受験を前にして全力で勉強した時の詩を本人の同意を得て掲載する。詩にあるように人が全力で努力する瞬間はまさに光だ。
 日記(詩)の題  「時間を越えた願い」 2003年3月5日      
   
       何もしないで只、浪費する。
       そんな時間は、今は無い。
       動き出さなきゃ、嘘になる。
       今しか無い。
       今やらなきゃ、ダメになる。

       あたしの奥から聞こえてくる。
       それは一体、誰の声?
       あたしは何に、押されているのだろう。
       追い立てられて、責め立てられて。
       歩き続ける。走り続ける。
       止まるコトなど、許されない。
       このあたしが、許しはしない。

       一分一秒でも、無駄にはしたく無い。
       この目に見えるモノ、この耳に聞こえるモノ、
       この手に触れるモノ、この心で感じるモノ。
       すべてを吸収して、成長していきたい。

       無茶をしていても、どうか怒ったりしないで。
       でも、無理をしているな、と想ったら。
       あなたが、あたしを止めてね。
     




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石田ふたみ