『日々の映像』

2003年12月12日(金) 子供の連れ去り126件発生

 15歳以下の子供を狙った連れ去り事件が頻発している。今年1月から10月15日までに全国で計126件発生、被害者は139人であることが、警察庁のまとめで分かった。被害者の77%が女児や女子なのだ。
 
 このうち警察が事件と断定したのは116件の内、40件は犯人が捕まっていないというから深刻だ。検挙率は65.5%。警察庁は「国民の不安が大きい」として被害防止を全国の警察に指示した。検察庁が指示したぐらいで被害が防止できるわけでない。悪を徹低的に糾弾する国民的な世論の高まりが必要だ。この連れ去り事件の情報を整理しておく必要があると思う。

1、都道府県別では大阪20件、埼玉11件、東京9件、神奈川8件、茨城7件、奈良、沖縄各6件の順
2、発生場所は路上が72件、自宅19件、公園10件、駐車場8件など。
3、被害者の年齢、小学生が90人と大半を占め、未就学児が26人、中学生は19人。
4、容疑者の年齢 容疑者69人の年齢は20代が27人と最多。次いで30代18人、40代10人、50代7人の順。
5、動機は「わいせつ目的」が41人、「好意」が22人、「営利」が1人など。
 
 検挙された69人の内、60%に当たる41人がわいせつ目的の犯行だ。25年ほど前に、近所でこの種の事件(家族持ちの犯人に面識もあった)に遭遇したが、大の大人が、わいせつ目的で小学生・未就学児を連れ去るというから言語道断と言わねばならない。
     


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癒しの森114                          2003年12月12日
           銀河系の広さ

 日々の映像を題材として、いつものメンバーと懇談する。先月一番話題になったのは太陽系の直径と銀河系の直径であった。太陽系の広さ(直径)でも中々頭に納まらないのに、銀河系の直径100000万光年となるとなかなか理解が届かない。ここでもう一度太陽系と銀河系の直径を光速で示してみよう
 太陽系       1日  (8分19秒×91天文単位×2=25.24H)
 銀河系  100000光年  (100000光年×365日=36500000日)
 
 光の速度(秒当たり300000キロ)で、銀河系の直径は25時間少々であるが、このスピードで銀河系をよこぎるには、365万日(10万年)もかかるのだ。この際だから地球上での距離の単位で銀河系の直径を計算してみよう。
  太陽系   90864秒(25.24H×3600秒)×300000キロ=273億キロ
  銀河系   273億キロ×約365万倍=計算できず

 この数字のみでは、銀河系の広さが分からないので、11月9日は直径273億キロの太陽系を仮に1メータとすると、銀河系の直径は36500キロになることを示した。ともかく、太陽系が属している銀河系のみでも、目がくらむほどの広さなのである。

  ・巨大なる 楕円銀河の 広がりよ 太陽系すら 僅かな空間 
                     (11月9日の短歌の再掲)

関連記述と備考
・11月 8日  近くと遠くの銀河発見
・11月 9日  惑星探査機ボイジャー1号
・11月 29日  皆既日食のドラマ                        
・12   2日  人 土井隆雄さん
・11月 9日の太陽系の直径は省略して90天文単位としてある。
     



 

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石田ふたみ