| 2003年11月29日(土) |
消費税率2けた引き上げを示唆 |
政府税制調査会は11月27日、2004年度税制改正答申の中間報告を公表した。消費税に付いては将来の「2けたへの引き上げ」を言及している。小泉首相は先月のTBSの番組で「3年過ぎ後、将来展望すれば、消費税を上げざるを得ない状況になることはわかっている」と述べ自分の総裁任期の3年間は引き上げないとの方針を改めて強調していた。 しかし、これも考えようによってはおかしな話だ。小泉首相は消費税率を決めて退陣しようと言うのだろうか。ともかく、消費税の2けた引き上げは国民に大変な負担を求めるものだ。2桁とは最低で10%の引き上げを意味し、現行5%とあわせて15%になることだ。 塩川前大蔵大臣は、この消費税の税率について「ドイツあたりが・・」と発言していた。ここで、ドイツあたりの消費税率を見てみよう。 標準税率 食料品 ドイツ 16% 7% オランダ 17% 6%(少数点以下は切り捨てて示す) フランス 20% 5%(同 上) イギリス 17% 0%(同 上) イギリスのみ食料品は0%だ。 日 本 15% 15%の可能性 (上記は東京主税局の「君も税博士」のページから引用) 政府税調は、欧州の主要国のように、食料品とその他の物品の税率を分けようとの前提があるのだろうか。主税局の税理論の中には、食料品の税率分離の想定は全くない。今までの消費税に関する報道の中にも税率の分離論は見たことがない。よって、今の流れがそのまま続けば、上記の通り食料品を含めての消費税が15%になる可能性が高い。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 癒しの森103 2003年11月29日 皆既日食のドラマ
太陽が月の影の隠れる皆既日食が、日本時間24日朝南極で観測された。太陽の縁でコロナと呼ばれる輝く層がはっきりと映し出されていた。コロナが太陽の半径(696000キロ)と同じぐらい広がっており、その規模の大きさはとても頭の中に収まらないスケールである。 皆既日食は月が主役であるので、月の大きさを仮に1メーターとして比較してみよう。 太陽の直径 1392000キロ 400メーター 月の直径 3476キロ 1メーター 地球の直径 12740キロ 3・6メーター 月の直径が仮に1メーターとすると太陽の直径は実に400メーターもあるが、月に完全に隠れてしまうのだから、それだけ太陽は遠くにあるのだ。どれだけ遠くにあるのかも距離の比較で見てみよう。 地球から月までの距離 384000キロ この距離を1とする 地球から太陽までの距離 149600000キロ 月までの距離の390倍 太陽は直径139万キロという巨大な恒星であるが、地球から1億4960万キロも離れているので、3476キロの小さな月にすっぽりと隠れてしまうのだ。話は飛躍するが、地球の全ては、太陽の恩恵によって成り立っている。
・太陽に 青き地球が 育まれ いのち輝く 銀河の旅人
(全文は癒しの森に記述してあり、ここでではダイジィスト版になっている)
|