『日々の映像』

2003年02月20日(木) 韓国、地下鉄放火死者一三三人

 2月14日の3人の自殺は、1人の若者が「1人で死ぬのは寂しい」と言って自殺を呼びかけたものだ。韓国の地下鉄の放火は「1人で死ぬのは悔しいので、他の人たちと一緒に死のうとおもった」と供述している。死にたい人は、人に、社会に、迷惑を掛けないで静かに死んで欲しいものだ。
 死者130人を超える放火事件は、韓国でも最悪であろうし、世界でもあまり例を見ない大惨事になった。多くの初期段階のミスが報道されており、このような火災事故は全く想定されていなかったようだ。救助に通常の消防隊では対応できず、陸軍も動員されるというものものしさだ。そして、米軍から防毒マスクなどの提供を受けるなど国家的な大事件になった。
 韓国民に激しいショックを与えていることは、精確に何人死亡しているのか分からないことだ。21日現在の死亡確認の内、97人は損傷が激しい頭骨で確認したもので、遺体の確認はDNA鑑定をしないと分からないという悲惨さだ。これだけの大惨事になったには、排煙設備そのものにも問題があったようだ。ともかく、第三者を巻き添えにしようとした重大の事件で、類似した事件が必ず起きるとの前提に立たなければならない。

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石田ふたみ