2002年11月19日(火) |
ブッシュ大統領、金正日総書記は大嫌い |
以前北朝鮮の金総書記がモスクワを訪問した時、プーチン大統領は笑顔満面で抱擁の挨拶をしていた。私はこの映像を目にしたとき、少々の不快を感じた。
金総書記が中国を訪問した時、江沢民主席が笑顔満面で抱擁の挨拶をした。挨拶の習慣の違いもあろうが、このときも不快に思った。小泉首相が訪朝した時は、最初も最後もニコリともせずに握手をしていた。この映像には大いに得心した。
この日々の映像で、北朝鮮のことを毎年のように記述してきた。色々な側面があるが、書いてきた第1の理由は、北朝鮮の国民が飢えているという事実である。内戦もなく、正常に統治されている国で、国民が飢えているのは世界で北朝鮮ぐらいだろう。
19日付けのワシントン・ポスト紙によるとブッシュ大統領は北朝鮮の金正日総書記を「大嫌いだ」(11月20日 朝日から)と言い切ったという。そして、同大統領は「あの男は人々を飢えさせている。はらわたが煮え繰り返る」(同)と本音を語ったという。
ブッシュ大統領の正義に対して、特にヨーロッパの世論の支持が少ない。しかし、ブッシュ大統領は、人々を飢えさせている金正日総書記に対して、はらわたが煮え繰り返るほど怒っているのだから1つの時代を背負う指導者なのだ。
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