2002年11月11日(月) |
北朝鮮日本人妻が極秘帰国 |
日朝間には、拉致問題の陰に隠れたもう1つの人権上の大問題がある。北朝鮮帰還事業(59年から84年)で、1800名の日本人妻とその子ども4000人が海を渡った。
この日本人妻とその子供達は、どのような過酷な境遇に追い込まれているのだろう。北朝鮮の元情報工作員は「日本から仕送りを受けられない人は、もう生きてはいない」(11月9日読売)と断言する。
法務省の坂中東京入国管理局長は、次のように証言する。「帰還者は、動揺階層という下層身分に位置付けられ、差別と監視の対象とされ、飢えに苦しむ生活を余儀なくされている。
強制収容所に送られ、そこで亡くなった人も多いと伝えられている」(同)この6800人の日本在住の親族は、大半が我が娘(日本人妻)と孫たちの安否をつかめないでいる。北朝鮮はこの日本人妻と子供達の安否すら明らかにしないのだからどうにもならない。
この厳しい環境の中で、極秘に帰国した日本人妻とその家族が40人以上に達しているという。日本に逃げ帰っている40人の存在を極秘にしていた理由はさまざまあると思うが、北朝鮮を恐れずに、日本政府は堂々と公表すべきだと思うが・・・・
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