2002年10月28日(月) |
日立グループ300社削減 |
「バフルを作ったのは銀行だった」という見方をする人が多い。事実土地を多く持つ企業は元を辿れば銀行の勧めによって取得した例が余りにも多くあったのだ。
土地は値上がりする・・・輸入が増加する時代背景の中ではあり得ないことだったのだ。この誤った価値観のしっぺ返しを受けて大手行の中にも破産寸前の所が出ている。これら社会のマクロの流れを目前にすると、時代を捉える目がいかに重要かを痛感する。
厳しい経営環境にあるのは別に銀行だけでない。すべての企業が優勝劣敗の構図の中に戦っている。10年前と比較して、どこの企業が優れ、どこの企業が劣って来たのか・・・これは市場が評価する株価によって表われる。
昨日の電気関連の主な企業の株価は、ソニー 5370円、京セラ 7730円、キャノン 4180円、日立 512円だった。
日立は、この株価を裏付けるような経営計画を発表している。「グループ全体で1200社ある企業を今後3年間で300社減らし、900社とするなど組織の見直しを進める。」(10月23日 毎日)という。大きすぎることは、1つの恐怖かも知れない。
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